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【寄せ植えガーデニング】長く育てて楽しむ! 多年草・樹木ハーブのコンテナ

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ゆうゆう編集部

ハーブには葉や花の美しいものが多いので、暮らしに役立つだけでなく、目も楽しませてくれます。ベランダで手軽に育てられ、緑から元気がもらえ、収穫の喜びも味わえます! ここでは、多年草と樹木のハーブをメインとした2種類の寄せ植えを、長年にわたってハーブを育て、その利用法を研究してきた桐原春子さんに教えていただきました。

寄せ植えの作り方は↓↓
寄せ植えガーデニング】育てやすく、初心者でもOK! サラダ用ハーブのコンテナ

多年草・樹木ハーブの寄せ植え① 何年も生き続けるから3種類に絞ってシンプルに

苗を植えたら何年も生き続ける、多年草と樹木のハーブの寄せ植えです。

オレガノは多年草、タイムは草のように見えますが低木の仲間。ベイは本来は大きく育つ高木ですが、鉢ではコンパクトに維持でき、下葉を刈って丸く仕立ててもかわいい! 

いずれも香り高い葉をもち、葉が茂った状態だけでも楽しめますが、初夏にオレガノとタイムが淡いピンクの小花をつける様子も可憐です。

日当たりのよいテラスやベランダに鉢を置き、長く育ててください。

ハーブ苗の配置図

【A】オレガノ
【B】タイム
【C】ベイ

鉢の大きさ/直径28㎝×高さ18㎝

各ハーブの紹介

【A】オレガノ

シソ科の多年草
卵形の葉がこんもりと茂り、観賞用としても楽しめる。
葉や茎にさわやかな香りがあり、初夏〜夏にピンクの花をつける。
高温多湿に弱いので、茂りすぎたら枝すかしを兼ねて収穫を。

【B】タイム

シソ科の常緑小低木
葉に強い香りがある。 
防腐、殺菌、強壮作用があるとされ、ヨーロッパでは料理やティー、ブーケガルニの材料として古くから利用されてきた。
初夏に咲くピンクの花も愛らしい。

【C】ベイ

クスノキ科の常緑小高木。別名ゲッケイジュ(和名)、ローリエ、ローレル。
葉を肉、魚料理、スープ、ピクルス、ビネガーなどの風味づけに使う他、リースやポプリにも利用できる。
生葉を随時摘み取るか、乾燥させて使う。
地植えだと大きくなるが、鉢でコンパクトに育てることも可能。

寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。

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株分けとは、植物の株を分割してふやす繁殖方法の一つで、多年草によく用いられます。根元から芽がふえた部分を切り分け、別々に植えつけて育てます。古くなった株を切り分け、株を若返らす目的でも行われます。

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多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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地植えとは、植物を鉢やプランターではなく庭の地面に直接植える方法のことで、根が土中に自由に広がるため株が大きく育ちやすく、水やりや肥料の持ちもよくなるといったメリットがあります。例えばバラや宿根草、樹木類などを長期間育てたい場合に適していて、植えつけの際には土壌の排水性や日当たり、風通しなどを考慮して場所を選ぶことが大切です。

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二年草とは、タネをまいてから花が咲くまでに1年以上かかる植物のことです。1年目は株が生長するのみで花を咲かせず、2年目に花を咲かせてタネを作り、枯れます。

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高木とは、生長したときに一般的に5メートル以上(または2〜3メートル以上)の高さになる樹木を指します。ケヤキ、イチョウ、サクラなどが代表的で、街路樹や公園樹、シンボルツリーとして親しまれています。根が広がりやすく、生長スピードも品種によってさまざまなため、植栽の際には周囲の環境や将来のサイズを十分に考慮することが大切です。高木は四季折々の景観を彩るだけでなく、日陰をつくり、風を和らげるなど、暮らしに心地よさを与えてくれる存在です。

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原種とは、交配などで改良された植物の親や祖先にあたる種のことです。人間の手による品種改良や交配が行われていない、自然のままの状態で存在する野生種のことを指します。

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低木とは、一般的に高さが約2メートル以下の小型の木を指します。ガーデニングでは庭の縁取りやアクセントとして使われることが多く、ツツジやユキヤナギ、ローズマリーなどが代表的です。剪定がしやすく、生長も制御しやすいため、初心者にも扱いやすい特徴があります。また、低木は季節ごとの花や葉の変化を楽しむことができ、庭に四季折々の彩りをもたらします。

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