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【大人のひとり旅】「いざというときにあると助かるもの」とは?旅のプロが実践する8つのコツ[後編]

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ゆうゆう編集部

ひとり旅に憧れはあるものの、なかなか一歩を踏み出せない……。ここでは、ひとり旅をより楽しく、安全に、自由に楽しむためのポイントを、旅行ジャーナリストの津田令子さんに教えていただきました。

↓↓前編はこちら。旅行のプロに聞いた【大人のひとり旅】を自由、気ままに楽しむコツとは?

津田令子さんが指南! ひとり旅を楽しむ8つのポイント

①自分の好きなテーマでプランニングする

せっかくのひとり旅、自分の趣味や興味のあることをテーマに計画を立てます。源氏物語の舞台をたどる旅でもいいし、神社仏閣が好きなら坂東三十三カ所めぐりを数回に分けてやってもいい。何もせずに海をぼんやり眺めていたいというのも、立派な旅の目的になります。

ぜひ自分自身に、「今、自分が求めていることは?」「昔から好きなのは、どんなこと?」と尋ねてみてください。

②現地を題材にした文庫本を持っていく

訪れる場所を題材にした文庫本を一冊持参することをおすすめ。たとえば、私が信州の小諸あたりを訪れるときには、島崎藤村の随筆『千曲川のスケッチ』を持っていきます。群馬県の伊香保なら、ゆかりのある徳冨蘆花の小説『不如帰』を。

舞台になった場所に身を置きながら読むと、著者の思いがしみじみと伝わってきて、胸に響きます。印象深い旅になること、間違いありません。

③荷物は軽くして、数も少なくする

旅行カバンは背負うか斜め掛けのタイプを。できるだけ荷物を少なくします。グループ旅行ならば、みんなで見ているので、手荷物を忘れたり失くしたりしにくいのですが、ひとりだと置き忘れる可能性があるから、手にサブバッグや紙袋を持つのは避けたほうが安心。

また、いざというときのために小さな懐中電灯や居場所を知らせるホイッスルを持っていくと心強いです。頼れるのは自分だけです。

④本や新聞を利用して、情報を収集する

事前にどれだけ情報を収集できるかで、旅の充実度は決まります。書店や図書館に行き、目的地のガイドブックだけでなく、「ひとり旅」をテーマにした本にも目を通してください。

旬の情報は新聞が便利。新聞では天気や気候の変動、目的地が外国ならば社会情勢などの最新情報も手に入れることができます。アンテナを高くして、いろいろな角度から調べる姿勢が旅を楽しくします。

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