【和田秀樹さんからのメッセージ】ボケないためには何より「書くこと」が大事!
「脳の出力系」の鍛え方
前頭葉の鍛錬で特に知っておきたいのは、「インプット」よりも「アウトプット」が大事なこと。
「記憶や知識、情報を意識して外に出すことで、前頭葉は活性化します」
①無理に勉強しない
加齢とともに記憶力が低下しているところへ、無理に知識を詰め込んでも長続きしません。むしろ今の年齢だからこそ得られた知識や情報を発信してみましょう。それらを文章にまとめたり、ブログやフェイスブックで紹介したり。同好の士と語り合うのもおすすめです。
②思い出すきっかけとなる「モノ」を身近に置く
思い出のモノを身近に置いておくと、記憶が次々と蘇るきっかけになって脳の出力系が鍛えられます。たとえば、各地を旅した思い出が蘇る「地図」、受験勉強に励んでいた頃を思い出す「英単語帳」、アイドルに夢中だった自分に戻れる「CD」など。当時の思いに再び浸ることで、脳を活性化できるという相乗効果も。
③日記に書き「出す」
日記を書くためには、書く内容を「思い出す」作業が必要。「昼に何を食べ、それはどんな味だったか」「散歩の途中で何を見かけたか」など、特に何もない平凡な一日ほど、思い出そうとすることは記憶を引き出すトレーニングになり、脳の出力系が鍛えられます。ほんの数行でいいので、続けることが肝心。