知ってる?【きゅうり】の意外な食べ方。脂肪を分解する酵素を活性化させるには?
「脂肪肝を防ぐための生活習慣を心がけていけば、“やせやすい体質”に変えていける」とアドバイスするのは、栗原クリニック東京・日本橋院長の栗原毅先生。新刊『内臓脂肪の名医が教える「やせる食べ物」大全』から、脂肪吸収を抑える作用を活性化させる、きゅうりの食べ方について教えていただきましょう。
★たまごはこう食べたい!★
やせ体質になる【たまごの食べ方】を名医が伝授。いつ食べる?何個?
脂肪吸収を抑える作用が、するとより活性化
脂肪を分解する酵素や、むくみを予防するミネラルなど、やせ作用のある栄養素を含め、さまざまな栄養素を含むきゅうり。ただし水分が多いために、きゅうりだけで多くの量の栄養素をとるのは難しい。そのため、相乗効果のある調味料や食材と組み合わせて効果的に食事に取り入れたいもの。
抗酸化作用の高いごま油や、ビタミンCの吸収を助ける酢、一緒にとるとビタミンの吸収をよくする玉ねぎなどは相性◎でやせ力をアップさせてくれます。
特に注目のやせサポート成分は、ホスホリパーゼ。脂肪の代謝を促進し、たまった脂肪を分解して排出させてくれます。すりおろすことで細胞が壊れて酵素の働きが活性化します。
DOCTOR'S COMMENT
各種ビタミン類のほか、希少なミネラルも含んで健康的かつ効率的にダイエットをサポートしてくれる。
きゅうりのやせ成分
①ホスホリパーゼ
脂肪の分解を促進する酵素の一種。熱に弱い性質があるので、きゅうりを加熱して食べるときは、軽めの加熱で料理するのがおすすめ。
②カリウム
必須ミネラルのひとつ。余分な塩分を排出する効果があるため、むくみを予防•解消して体内のめぐりを健やかにします。
③モリブデン
肝臓や腎臓にあるミネラル。体内の代謝がスムーズに行われるためのサポートをする補酵素の役割を果たします。
さっと加熱で主役級
加熱すると、やせサポート成分であるビタミンCが壊れてしまうと思われがちですが、ビタミンCは熱に弱いわけではなく水にとけやすいだけ。さっと炒めると代謝を助けるビタミンAの吸収率がアップしたり、ビタミンCの流出が防げるなどのメリットあり。
加熱してもかさが減りにくいので、おかずの一品としてダイエット中の献立に役立ちます。