【48年ぶりのひとり暮らし】健康の秘訣は?「不安よりも、ワクワク感を大切に」イラストレーター 本田葉子さん
人生の転機とともに、住まいや暮らしをサイズダウンして、ひとり暮らしを楽しんでいる方がいらっしゃいます。イラストレーター 本田葉子さんもそのひとり。新しい環境のなかで、毎日を軽やかに、自分らしく、おしゃれに楽しんでいる様子を取材しました。5回に分けてお届けする最終回は「健康」について。
目次
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48年ぶりのひとり暮らし…「買い置きはしない派」手抜きするときに頼るものとは?イラストレーター 本田葉子さん
PROFILE
本田葉子
ほんだ・ようこ●イラストレーター
1955年、長野県生まれ。25歳で結婚し、2児の母に。2017年に夫の逝去を機に、義母と息子、愛犬とともに神奈川県小田原市の古民家に移住。ほどなくして義母と愛犬を看取り、息子も独立。約1年前に公営の集合住宅に移り、本格的なひとり暮らしを楽しんでいる。東京新聞・中日新聞と、やずやのウェブサイト「ココカラPark」にて、おしゃれや暮らしのあれこれを綴ったエッセイを連載中。著書に『おしゃれと暮らしのレシピ』(東京新聞出版局)他。
ホホホの本田Style
http://hohoho.pupu.jp/
うまくならなくても全然かまわない。 新しいことに挑戦するワクワク感がいい!
ある程度の年齢になると、誰もが気にする、気になってくるテーマが健康です。現在の住まいの1つ前の古民家暮らしの頃、本田さんは畑仕事をしたり、スポーツジムに通ったりして、体を動かしていたそう。現在は定期的な運動など、何かしていらっしゃるのでしょうか?
「ジムはちょっと遠くなってしまったので止めて、近くの公民館の体操教室に通っています。それから毎週土曜日、朝の6時から海岸でやっているサンライズヨガというのも、最近始めました」
学生時代、ヨット部だったという本田さん。5年前からSUP(サップ:スタンドアップパドル)を、また昨年からはボディボードが新しい趣味に加わりました。
「SUPは友人に誘われて、“ああ、水遊びか。楽しそう”っていう感じで始めました。暑すぎたり、寒すぎたりシーズンはいかないので年4~5回程度ぐらいかな。うまくなろうなんていう気持ちはさらさらなくて、チャプチャプと波にのっているだけ。でも新しいことを始めるのって、ワクワクするでしょ? そのワクワク感がいいんですよ」
朝食前に、まず散歩。 夕方に買い物がてら、また散歩
体操教室、ヨガ、SUP、ボディボードと体を動かす趣味の他、毎日の散歩でしっかりと歩いていることも、心身の健康維持に役立っているそうです。
前回の記事でも少し触れましたが、外出することにはいくつもの効用があると本田さんは言います。
「ずっと家にいると、いろんなことが億劫になってくるでしょ。でも外出するとなると、着飾りはしないけれど、着替えたりアクセサリーを足したり身なりにちゃんと気を使うようになりますよね。そして何より、外に出て、人と会って話すと元気をもらえるんですよ」