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「心肺停止寸前から奇跡の回復!」面会禁止の宮川花子に大助が伝言した衝撃のメッセージとは?

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ゆうゆうtime編集部

目を覚ましたのは3日後。気がつくと、集中治療室(ICU)のベッドの上でした。

当時は、コロナウイルス感染予防のために家族との面会は一切禁止です。それがわかっているのに大助くんは毎日、病院にやってきては、居ても立ってもいられない様子でウロウロしていたそうなんです。

見かねた先生が「花子さんに伝言があれば伺いますよ」と声をかけてくださったみたい。大助くん、うれしかったんでしょうね。メッセージを預けて、ようやく安心して帰っていったそうです。

その先生がICUに来て、「大助さんから、ご伝言を預かりました」と神妙な顔でおっしゃるから、何かあったのかとドキドキしながら「はい、お願いします」と言うと、「オリックスが優勝したよ」。

は?

確かに救急搬送されるまで二人で日本シリーズのヤクルト対オリックス戦を見てました。見てましたけど、心肺停止の状態で救急搬送され、生きるか死ぬかをさまよって、ようやく意識が戻ったばかりの嫁にそんなこと言います? それも毎日病院に通ってきて、なんとか会えないかとウロウロして。

後日、「なんであんなこと言ったん?」と聞いたら、まじめな顔で「気になっているやろうから、ちゃんと教えておいたほうがええと思って」ですって。

おかしいでしょう。どれだけ深刻なときでも、あの人といると笑ってしまうんです。

※この記事は『なにわ介護男子』(宮川大助・花子著/主婦の友社刊)の内容をWeb掲載のため再編集しています。

なにわ介護男子

宮川大助・花子著
主婦の友社刊

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