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【ガーデニング】目に涼やか、夏のリーフガーデン。個性的で華やかなリーフプランツ8選

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光武俊子

柔らかなシルバーリーフがアクセント【ラムズイヤー】

半常緑性
草丈:20~40㎝

綿毛に包まれた柔らかな葉が「羊の耳」と呼ばれる、美しいシルバーリーフ。初夏に花茎を伸ばして淡い紫色の花を咲かせますが、花よりも横に広がる草姿や葉群が魅力的です。原生地はトルコなどの乾燥地帯なので、夏は過湿にならないように茎葉を切り戻し

切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を途中で切り詰める作業で、植物の形を整えたり、次の花や芽の発生を促す目的で行います。開花後に行うことが多く、風通しをよくし、病害虫の予防にもつながります。

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ましょう。

秋の紅葉も美しい日本のグラス【ベニチガヤ】

落葉性
草丈:20~60㎝

日当たりのよい場所で育てて夏の葉焼け

葉焼けとは、植物の葉が強い日差しや高温、乾燥によるストレスで変色したり、茶色く枯れたような状態になったりする現象を指します。夏の直射日光やエアコンの風が原因になることが多く、特に真夏のガーデニングでは注意が必要です。葉焼けを防ぐためには、遮光ネットや葉水で葉を守る対策がおすすめです。また、植える場所や時間帯を考慮して、直射日光が当たりすぎない環境を整えましょう。一度葉焼けしてしまった葉は元の緑色には戻らないため、見つけ次第、枯れた葉を取り除くことも忘れずに。

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を防ぐと、緑の葉の先端が美しい朱色に染まり、秋は全草が紅葉して見事です。鉢でも草もの盆栽などでコンパクトに楽しめます。暑さにも寒さにも強く育てやすいグラスですが、冬は地上部が枯れて春にまた芽を出します。

インパクト抜群の水生植物【コロカシア】

常緑性
草丈:30~130㎝

カラジウムと同じサトイモの仲間で、最低温度が5℃以上あれば戸外で冬越し

冬越しとは、寒さに弱い植物を冬の寒さや霜から守って生き延びさせるための管理方法です。屋外に置いている鉢植えを室内に取り込んだり、花壇の土の表面にワラや落ち葉などを敷き詰めたりします。

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できます。水を好む水生植物なので、鉢底に水を溜める底面吸水や水盤での栽培も可能です。大きな葉はインパクトがあり、黒い葉色の園芸品種

品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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は植栽のアクセントになって視線を引きつけます。

【ガーデニング】目に涼やか、夏のリーフガーデン。個性的で華やかなリーフプランツ8選(画像12)

コロカシア‛ブラックマジック‘

涼やかな斑入り葉がふんわり広がる【斑入りイワミツバ(エゴポディウム)】

半常緑性
草丈:20~40㎝

学名

学名とは、植物や動物を世界共通で呼ぶために使われるラテン語などによる正式な名称で、属名と種小名の組み合わせから成ります。例えばバラの学名は「Rosa hybrida」で、学術的な識別や国際的な情報交換に不可欠です。和名や英名と異なり、学名は重複や誤認が少なく、分類体系に基づいた整理が行われています。

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のエゴポディウムで呼ばれることもあります。白い斑入り

斑入りとは、白や黄色、クリーム色など、本来の植物の色とは異なる色の模様が入っている状態のことを指します。斑入りの葉の植物は観賞価値が高く、花が咲かない季節でも楽しめますが、日差しが強すぎると、斑の部分が茶色く焼けてしまうことがあります。

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葉が爽やかな印象です。高温多湿は苦手で、強光線を避けられるシェードガーデン

シェードガーデンとは、日陰や半日陰の場所に適した植物を中心に植栽し、明るさの少ないスペースでも美しい景観を楽しめるよう工夫されたガーデニングスタイルのことです。落葉樹の足元や建物の北側など直射日光が届きにくい場所で植栽されることが多く、シダ類やホスタ、アジュガなど葉の色や形に特徴のある植物を組み合わせて、涼やかで落ち着いた雰囲気を演出するのが特徴です。

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を明るく彩ります。初夏にはレースフラワーのような白花も開花。冬には葉を落とすこともあり、芽吹いてしばらくは緑葉になることも。

魅力的なリーフガーデンの組み合わせ

ここで紹介したなかでも、リーフプランツの豊かなバリエーションがお分かりいただけたことと思います。が、まだまだ魅力的な種類がたくさんあります。日ごろ、つい花にばかり注目してしまいがちな視点を少し変えると、ガーデニングの楽しみがグッと広がると感じていただけたら嬉しいです。

リーフプランツを組み合わせるコツは、まず葉の形が異なるものを集めること。大きな丸い葉に線形の葉や小さな葉の集まりなどを寄せると、それぞれの個性が際立ちます。コリウスやカラジウムなどのカラフルな葉色は主役やアクセントになるので、ボリュームは控えめでOK! 白斑入り

斑入りとは、白や黄色、クリーム色など、本来の植物の色とは異なる色の模様が入っている状態のことを指します。斑入りの葉の植物は観賞価値が高く、花が咲かない季節でも楽しめますが、日差しが強すぎると、斑の部分が茶色く焼けてしまうことがあります。

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やシルバーリーフの明るさも上手に取り入れたいものです。

ローメンテナンスで楽しめるリーフプランツで、暑さのなかでもみずみずしい庭やベランダを演出してみてはいかがでしょう。

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花がら摘みとは、咲き終わった花(花がら)をこまめに取り除く作業のことです。見た目をきれいに保つだけでなく、新しい花を咲かせやすくし、病気の予防にもなります。

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観葉植物とは、花よりも葉の形や色、質感の美しさを楽しむことを目的とした植物の総称です。モンステラ、ポトス、カラテアなどが代表的で、インテリアグリーンとして人気があります。育てやすく空間に潤いを与えるため、初心者からベテランまで幅広い層に愛されていますが、室内管理には日照・温度・湿度・空気の流れなど、繊細な配慮が必要です。身近に置いて葉の表情を見て、植物と会話する感覚が味わえるのも魅力の一つです。

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寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。

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多肉植物とは、​乾燥地帯に適応するため、葉や茎、根に水分を貯蔵する組織をもつ植物の総称です。アロエ、エケベリアなどが代表的です。​ぷっくりとした独特の形状や多様な色彩が特徴で、室内外の観賞用として人気があります。

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多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。

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銅葉とは、植物の葉の色が銅のような赤茶色やブロンズ色を帯びた種類のことを指します。この独特の色合いは庭や鉢植えでアクセントとして活躍し、彩り豊かなガーデニングにおいて人気です。例えば、ヒューケラやコルジリネなど、一年中その美しさを楽しめる銅葉植物が多くあります。また、銅葉と緑の葉を組み合わせた配置も視覚的に非常に魅力的です。ガーデニング初心者にも育てやすい品種が豊富なのもポイントです。

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葉柄は、植物の葉身と茎をつなぐ大切な部分です。葉が効率よく光合成を行えるように葉身の角度や位置を調整する役割を担います。一部の植物では葉柄が太くて頑丈で、葉を支えるだけでなく、光や水分をためる特性を持つものも。ガーデニングでは葉柄の観察を通じて、植物の健康状態や育成環境の適否を判断する手がかりにもなります。

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球根とは、植物の栄養を蓄えた地下の器官で、翌年の発芽や開花に必要なエネルギーを蓄える役割を持ちます。チューリップやヒヤシンス、ユリなどが代表的な球根植物で、秋に植えて春に咲く秋植え球根、春に植えて夏に咲く春植え球根などに分類されます。球根は植え方や植えつけ時期、水はけのよい土などの条件を整えることで、毎年美しい花を咲かせることができます。

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摘芯とは、植物の生長点(茎の先端)を摘み取る作業のことです。枝分かれの発生を促したり、植物の生長を抑えたりする目的で行われます。ピンチとも呼ばれます。

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