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【ガーデニング】秋バラの美しい咲かせ方 花を長く楽しむコツは?

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吉原美奈子

病害虫は少ないものの長雨には要注意

気温が低くなっていくので害虫は少なくなりますが、アブラムシは引き続き発生します。毎日バラを見回り、少量であれば軍手をはめてつぶします。手に負えない場合はスミチオンなどの殺虫剤か、園芸用の殺菌殺虫剤を散布します。

また、その年の気候にもよりますが11月初めの気温が高い時期には、花にもぐり込んで花弁に茶褐色のしみをつけたり、花を開きにくくするスリップスにも注意が必要です。スリップスはとても小さい害虫で見つけにくいため、被害に気付いたらすぐに殺虫剤を散布するのがよいでしょう。

秋の長雨が続くとバラの大敵の黒点病(黒星病)が多発します。日ごろから株元を清潔にし、細かいバークチップなどを敷くマルチングをしておくと、雨滴の跳ね返りから葉裏に病菌が入り込むのを防ぐことができ、安心です。

黄色の剣弁高芯咲きのバラ。ハイブリッドティーローズは一枚ずつ花弁を広げていく様子がドラマチックで心惹かれます。小ぶりでもかっちりと咲く形が秋に似つかわしい。

※2023年11月4日に配信した記事を再編集しています。

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