住宅のプロが語る【リフォーム業者選び】「大事なのは会社ではなく…」何?初心者の疑問に答えます!
リフォームをしたいけど、わからないことだらけという人も多いのでは? ここでは、一級建築士・水越美枝子さんに、リフォームにまつわる疑問や不安に答えていただきました。
▼水越さんに聞いた【60代からの3つのリフォームのポイント】▼
【60代からの住まい術】目指すは「無理に相手に合わせない暮らし」毎日が快適になる3つのリフォームポイントとは?
お話を伺ったのは
水越美枝子さん 一級建築士、キッチンスペシャリスト
みずこし・みえこ●一級建築士事務所「アトリエサラ」共同主宰。
新築、リフォームの住宅設計からインテリア、収納設計までトータルで快適な住まいづくりを提案している。手がけた物件は300以上。
著書に『理想の暮らしをかなえる50代からのリフォーム』(大和書房)他。
Q リフォーム業者はどう選べば正解?
A
「設備交換などがメインなら地元の工務店でもOKですが、間取りを変える場合は図面が必要になるので、設計事務所や設計者のいるリフォーム会社、ハウスメーカーに依頼するのがおすすめです。どこに頼む場合も、こちらの話をよく聞き、寄り添ってくれる設計者、担当者を探すことがリフォーム成功のカギ。会社ではなく『人』で選ぶことが肝心です」(水越さん・以下同)
Q 見積もりの明細や表記が業者ごとに違うのはなぜ?
「見積書の書き方は各社で異なり、工事する場所ごと、工事の種別ごとに金額を出してくる場合などさまざまです。ただ金額に関しては、部屋別や工事内容など同じ条件で見積もりの作成を依頼すれば、比較がしやすくなります。見積書と一緒に図面の作成も依頼すると、実際の工事と見積書との齟齬が生じにくく安心です」
Q 取れない壁や柱があってもリフォームは可能?
A
「壁や柱は、構造上大きな力がかかる場所や、耐震性を高める目的のものがありますので、取るのは専門家の判断になります。まずは担当者に相談してみましょう」