【コミュニケーションのコツ】「一緒にいると楽しい」と思われる人になるには?
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ゆうゆう編集部
おつき合いを長続きさせるコツ
互いに自立していること。それでもいざというときには駆けつけて寄り添えること
せっかく築いた関係を長く続けるには、適度な距離感が最も大切です。相手に頼りすぎたり、べったりと深入りしたりしたあげく、遠慮がなくなり、かえって溝ができてしまうという話はよく聞きます。大人同士のおつき合いでは、お互いにそれぞれの生活があることを尊重し、一定以上は踏み込まない姿勢が必要です。
「孤独」に立ち向かおうとするとき、誰かと一緒にいることを考えがちですが、実はその前に、自分ひとりで楽しい時間を過ごせるかどうか。これがとても大切なのではないでしょうか。趣味や仕事、勉強など没頭できるものをもっているとか、そこまでいかなくても、自分ひとりで機嫌よく過ごす何らかのすべをもっていることはとても重要です。
自立していてこそ、誰かと一緒に過ごす時間はより楽しいものになるはずですし、また相手に何かあったときにも、自分がしっかりと自立していてこそ、駆けつけて寄り添うことができる。そんな関係を目指せたら素敵だと思います。
異なる世代の人と仲よくするには
応援されたい、応援したいと思ったら自分からアクションを
「年上の方にこんなお誘いは失礼かしら」とか、「若い子はこんなことに興味ないかしら」など、世代の異なる方とのつき合いは、遠慮や躊躇が勝ってしまうことが多いもの。でも私は、そんなときほど、自分からアクションを起こします。逆の立場に立ったとき、年上の方から知らないことを教えてもらうのも、年下から甘えられるのも嬉しいからです。
甘えたり、甘えられたり、応援したり、応援されたり。年の差を逆手にとって、遠慮という枷を外してみませんか。
遠慮してアクションを起こさなければ何も始まりません。実は私は昨年、夫を亡くしたのですが、しばらくたった頃、若い知り合いたちが遠慮なく私を連れ出してくれました。ふさぎ込んでいた私も、それをきっかけにまた外に出る勇気が生まれました。
アクションを起こすことは、相手への好意を表すこと。遠慮はほどほどにして、一歩踏み出してみましょう。
おつき合いが面倒になったら
人づき合いが負担になったら、一度離れてみるのも悪いことではありません。「ひとり」=「孤独」ではないのです。過去に誰かと気持ちが通じた記憶が支えになることもあります。少し距離を置いて自分を取り戻し、また、気持ちが整ったらおつき合いを始めましょう。
取材・文/志村美史子
※この記事は「ゆうゆう」2024年8月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
※2024年7月13日に配信した記事を再編集しています。
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