私らしく生きる 50代からの大人世代へ

人気記事ランキング 連載・特集

50代のお悩み「急な激しいめまいを過去に2回経験…」婦人科医がアドバイス 気になる症状はあってもなくても身体状態のチェックを

公開日

更新日

植田晴美

Q 
軽いめまいを感じることが時々あります。立っているとふらつくような感じ。病院に行くほどの症状なのかどうかわかりません。

A 
受診して、病気の有無をまずチェック。日常生活では、副交感神経が優位に働くよう心がけて

朝起きたら太陽の光を

低血圧や貧血、あるいは自律神経のみだれによるめまいの可能性が高いと思います。更年期の症状として、めまいを感じる人もいるでしょう。いずれにしろめまいを感じたら、まず治療が必要な病気かどうかを確認するため、内科を受診してください。診察の結果、「とくに治療が必要な病気はありません」となったら、「自律神経が乱れているのかも」と思ってふだんの生活を見直してみましょう。

活動するときに働く交感神経、休息のときに働く副交感神経。この二つの自律神経がバランスよく働くことで、私たちの心身の健康は維持されています。しかし疲労、睡眠不足、ストレスなどによって自律神経のバランスはみだれがち。さらに女性は40代以降、副交感神経の働きが悪くなっていきます。ですから、あえて副交感神経が優位になるような生活を心がけるとよいでしょう。

たとえば朝起きたら太陽の光を浴びる。太陽の光を浴びると、夜には睡眠ホルモンのメラトニンの分泌がよくなり、質のよい睡眠がとれます。

趣味など好きなことを楽しむ時間を持って、ストレス解消を心がけるのもおすすめです。ストレスがたまると思考もネガティブになりがち。
たとえばシワやシミが増えたり、髪が薄くなったりなど、加齢による変化は誰にでも訪れるものですよね。でもそうした変化をマイナスに受け止めてばかりいると、どんどん老けこんでいくもの。年齢は同じなのに、同窓会で老けて見える人と若々しく見える人がいるのは、そうした心の持ちようも関係しているのではないかと思います。

加齢は避けられません。でも「老化は自分の努力でそのスピードをゆるめることができる」と私は思っています。若々しくいる、日々を楽しく元気に過ごすためにも、副交感神経が優位に働く生活を心がけて、上手にストレスもマネジメントできるといいですね。

50代以降のめまいのお悩み/婦人科医 松村圭子先生のアドバイス

・何かの症状が「急に」現れたときは、受診を!
・副交感神経が優位になるような生活を心がけて!
・朝起きたら、太陽の光を浴びるをルーティンに

▼次回は、「最近やる気が出ない」というお悩みについて、婦人科医に伺います。▼

▼あわせて読みたい▼

>>50代のお悩み「若いときほど量は食べてないのに太ります!」内科医がアドバイス 太りにくい食べ方とは? >>50代になったら「体重も浮き輪肉も増えました」婦人科医のアドバイス ピンチをチャンスに変える秘策とは? >>50代の「疲れているのに4時間しか眠れません」内科医がアドバイス 脳を休ませる簡単な方法とは?

PICK UP 編集部ピックアップ