「血糖値が気になる人」が選ぶべきはちみつは?イオン飲料レシピも【はちみつ習慣#4】
料理やお菓子だけではない、普段の体調不良や体力作りにも、はちみつが役に立つということを知っていますか? はちみつのスペシャリスト 前田京子さん著『新装版 ひとさじのはちみつ 自然がくれた家庭医薬品の知恵 』(マガジンハウス)から、一部を抜粋、再構成して、その魅力をお届けします。6回に分けて紹介する第4回は、飲む点滴ともいわれる「はちみつ水」。
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花粉症の症状緩和にも!「はちみつで自作する最強サプリメント」【はちみつ習慣#3】前田京子さん プロフィール
まえだ・きょうこ
国際基督教大学教養学部、東京大学法学部卒業。手作り石けん・ボディケアブームの先駆けとなった『お風呂の愉しみ』(飛鳥新社)、『はっか油の愉しみ』(マガジンハウス)他、著書多数。2015年発売の『ひとさじのはちみつ 自然がくれた家庭医薬品の知恵』は10万部のベストセラーに。持ち前の探究心から得た知見と暮らしの楽しみ方を結びつけるアイデアを惜しみなく伝えている。1962年生まれ、横浜市在住。
はちみつを使った「手作りイオン飲料」
はちみつは、エネルギー源となるが、同時にミネラル、ビタミン類の宝庫だ。
ビタミンCだけは、それだけで十分とは言えないので足した方がいいとされるわけだが、ライムやレモンでそこを補ってもいい。
天然塩を加えることで、汗をかいたときに失われるナトリウムやその他のミネラルをさらにプラスする。
「ふーむ、なるほど!」と感心しているうちに面白くなってきて、塩分や糖分、ビタミンCの分量をあらためて計算しながら、簡単にできて美味しい「手作りイオン飲料」のレシピを自分でも作ってみることにした。
で、いろいろ試してみた結果、定番となったのがこれである。
・水……500ミリリットル
・天然はちみつ……大さじ2杯(または約40グラム)
・天然塩……小さじ4分の1杯(または1.5グラム)
・新鮮なレモン(またはライム)果汁……大さじ1杯(1.5ミリリットル)
あるいはビタミンCの原末(アスコルビン酸※1) ……小さじ1/4〜1/2杯
*1 上のレシピをレモンで作った場合は、吸収されやすい活性ビタミンCが約15ミリグラム摂れる。アスコルビン酸で作った場合は、活性ビタミンCではないが、1200ミリグラムから2400ミリグラム摂れる。アスコルビン酸の場合、調整しながらたっぷりと量を摂りやすい。