90歳・団地でひとり暮らしのYouTuberが教える、栄養バランスのよい食事メニュー【4選】
お元気シニアの代表として、多くの同世代や後輩世代に支持されている多良美智子さん。90歳となり、体の衰えを感じつつも「それはそれ」と受け入れ、日々ひとり暮らしを満喫しています。「食べることが一番大切」と語る多良さんの食習慣について伺いました。
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>>90歳のYouTuber【多良美智子さん】の食生活とは?「食事の量は減りました。それでも食べることは『生きる力』です」
お話を伺ったのは
多良美智子さん YouTuber
たら・みちこ●1934年長崎生まれ。
27歳で結婚し、神奈川県の現在の団地に移り住む。10年前に夫を見送り、以来ひとり暮らし。
2020年に当時中学生だった孫と始めたYouTubeは、登録者数17万人を超える人気チャンネルに。
著書に『87歳、古い団地で愉しむ ひとりの暮らし』『90年、無理をしない生き方』(ともにすばる舎)など。
手間はなるべくかけず工夫していただく
ひとり暮らしゆえに、起こりがちな栄養の偏りや食材ロスの対策も抜かりない。
「野菜をできるだけとろうと心がけていますが、丸ごと1個やパックのものが食べきれないことがあるので、余った分は自家製の冷凍野菜にしています。刻んだセロリの葉、薄い輪切りにしたにんじん、細切りにしたピーマンなどを生のままで冷凍します。セロリの茎は食べきりますが、葉は使いきれずに捨てていました。もったいないなと思って冷凍してみたら、これが重宝して。スープや炒め物に入れると、香りがプラスされておいしいです。お友達から、大根をいちょう切りにして冷凍してから調理すると、味がしみやすいと聞いたので、試してみようと思っています。ブロッコリーや里芋など市販の冷凍野菜を買うこともありますが、自家製の冷凍野菜も便利です」
野菜をさらに効率よく食べるため、妹にすすめられてスープメーカーも使い始めたという。
「1万円ほどのシンプルなものです。容器に野菜やベーコンを入れるだけで、おいしいスープができます。このとき活躍するのが自家製冷凍野菜で、凍ったまま容器にポンと入れます。一度に2杯分作って、昼食や夕食に飲んでいます」