【独り身の終活】「私のエンディングノート、誰が読むのでしょうか?」60代女性の本音トーク
見習いたい成功例から、残された家族が苦労を強いられたトホホな体験まで。身内の終活や葬儀、相続まわりで実際に起きた、悲喜こもごものエピソードを紹介します。
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エンディングノートは随分前に書き終えました。来年、還暦を迎えるのでまた見直したいと思っています。ただ、独身で子どももおらず「誰が読んでくれるの?」という疑問はあります。断捨離もしています。どこかで倒れたりしたら困るので、普段から部屋は片づけています。63歳の知り合いが大腿骨を骨折して、3カ月家に帰れなかったのを目の当たりにし、他人事ではないといっそう健康に気をつけて生活しています。
(大倉美穂さん・ゆうゆうフレンド)
300万円の出費!
姑が約10年前に亡くなりました。生前、浪費家で貯蓄がほとんどないことはわかっていたので、低額でいいからひとつくらい生命保険をかけておいたらとすすめていましたが、「私には1円も入らないからイヤ!」「私を殺す気かー!」と加入してくれませんでした。そのため亡くなったとき、葬儀やあれこれで私たち夫婦が約300万円を工面しました。娘に同じ思いをさせわけにはいきません。多くはありませんが、私たち夫婦にもしものときには娘が保険金を受け取れるよう積み立てています。
(HYさん・71歳・兵庫県)
娘と亡き母に背中を押されて。結婚相談所を開業
認知症を患っていた母でしたが、潜在意識下で孫を心配していたのでしょう。会うと「彼氏はいないの?」「可愛いのにもったいない」と1時間に10回は繰り返していました。まだ大学生だった娘は、そのたびに「いないよ」と律儀に返答。時は過ぎ、母が他界して数年のことです。社会人になった娘が私に、「いい出会いがないから、結婚相談所の説明会にってきた。でも仲人さんとうまく意思疎通ができそうにない。ママみたいな仲人さんがいたらいいのに」と私の目を見て言うのです。娘は冗談だったのかもしれませんが、その瞬間、孫を心配していた生前の母の姿がフラッシュバックして……。娘の後押しもあり、母から受け継いでいた遺産の一部を結婚相談所の開業資金にすることに決めました。きっと母が背中を押してくれたのだと、今は感じています。その後、娘は私が開業した相談所に登録し、理想の方に巡り合いました。私自身が仲人としてお見合い写真や経歴書も用意し、やりとりを重ねて結婚。今は幸せに暮らしています。娘には「おばあちゃんのおかげだね、感謝しようね」といつも伝えています。
(草間まきさん・ゆうゆうフレンド)