私らしく生きる 50代からの大人世代へ

記事ランキング マンガ 連載・特集

【ガーデニング】春に咲くふんわりピンクの花[9選]草丈の異なる3タイプ

公開日

更新日

光武俊子

甘くてやさしい印象のピンクの花は、春の庭やベランダを明るく彩ります。ピンクと一口にいっても明るさや鮮やかさの違いによってバリエーション豊か! 選ぶのに迷ってしまうほどです。そこで今回は組み合わせの参考に、草丈の異なる3タイプごとにご紹介します。

▼こちらもどうぞ▼

【ガーデニング】春に映える「青い花」8選。美しく咲かせるコツとは?

ピンクの花はニュアンスと草丈に注目!

ピンクの花は、花色の明度(明るさ)と彩度(鮮やかさ)によって印象が変わります。同じピンクでも、白が多く混じったピンクは明るく、黒が混じったピンクは暗くなります。庭やベランダを明るい雰囲気にしたいのか、落ち着いた印象にしたいかによって、どんなピンクの花がふさわしいか見てみましょう。

また、彩度とは色の混じりけのなさを示します。混じりけのないピュアなピンクは鮮やかで派手、グレーが混じる彩度の低いピンクは地味な印象です。最近人気のニュアンスカラーは彩度の低い花色。このようなニュアンスの違いを意識すると、花色選びも奥深いものです。

そして、植栽の基本として草丈の違いも大切な要素です。高低差のある花々を組みあわせることで、庭もベランダも単調にならずに立体的な花飾りができます。今回は腰くらいの草丈(40~70㎝)、膝くらいの草丈(20~40㎝)、足首くらいの草丈(5~20㎝)に分けて紹介します。

草丈別、春におすすめのピンクの花9選

<花壇の後方でも目をひく:腰くらいの草丈40~70㎝>

華やかで切り花でも人気【シャクヤク】

平安時代より古くに、中国から薬草として渡来。日本で華やかな園芸品種がたくさん誕生しました。大きくてゴージャスな花を支える茎はかたくてしっかりしているため、切り花でも人気です。冬は茎葉が枯れますが、植えっぱなしで毎年咲いてくれる丈夫な多年草です。

風に揺れる姿がナチュラル【アグロステンマ】

乾燥している地中海沿岸地方から西アジアが原産地。高温多湿が苦手な一年草ですが、水はけのよい日当たりならば手間なく育ちます。風に揺れるさまがナチュラルな雰囲気。倒れても咲き続ける強さがあるので、支柱を添えるより株全体をふんわり囲うのがおすすめです。

長い花穂に甘い香りが魅力【ストック】

寒さに強くて年末から咲き続けますが、春には花数がふえて甘い香りも魅力です。野の花のようなナチュラルな一重咲きと、ゴージャスでボリュームのある八重咲きがあります。縦に伸びる花穂は庭やベランダでアクセントになる存在。赤紫から淡いピンクまでグラデーションも楽しめます。

<主役になって視線を集める:膝くらいの草丈20~40㎝>

薄紙細工のような繊細な印象【アイスランドポピー】

シベリアヒナゲシとも呼ばれる寒冷地原産の多年草。日なたを好みますが、日本の高温多湿を苦手にするので、一年草として扱います。ピンクのほかにオレンジ色や黄色、白など、豊富な花色を取り混ぜて咲かせてもかわいらしい。丸く大きな蕾を持ち上げて咲く姿も魅力です。

ニュアンスカラーも魅力的【チューリップ】

みんな大好きで春の主役になるチューリップ! 赤や黄色も人気がありますが、甘いピンクにも注目してみましょう。白とのバイカラーやニュアンスのあるサーモンピンクなど、‟大人のチューリップ”も楽しめます。蕾が上がる時期に水切れさせないように気をつけて。

サーモンピンクのチューリップ

ふんわり咲いて春らしさ満喫【モモイロタンポポ(クレピス)】

タンポポそっくりの花がふんわりと次々に咲きますが、タンポポとは別属の植物。暑さ寒さに弱いため、秋にタネをまく一年草として扱われ、春に苗が流通します。花後にタンポポと同じような綿毛のついたタネができるので、それをまくと10月ごろまで繰り返し花が楽しめます。

<花壇や寄せ植えの手前を華やかに:足首くらいの草丈5~20㎝>

こんもりした草姿で長く咲く【ダイアンサス(ナデシコ)】

ダイアンサス属には、カーネーションをはじめカワラナデシコなど多くの仲間があります。そのなかで草丈低くこんもりした草姿のものを、おもにダイアンサスと呼びます。コンパクトな草姿は扱いやすく、春から夏まで、あるいは四季咲き性で長く花が楽しめるのが特徴です。

花咲くカーペットの決定版【シバザクラ】

横に広がりながら咲くようすはまるで花のカーペット。密生する常緑多年草なので、グラウンドカバーとして人気があります。斜面の土が流れるのを防いだり、雑草よけにも重宝しますが、芝生ほど踏圧に強くないので、人が歩かない場所で育てましょう。高温多湿は苦手です。

愛らしい花を寄せ植えや花壇の縁取りに【デージー(ヒナギク)】

ヨーロッパや地中海沿岸を原産地にする一年草です。愛らしい花ですが、寒さに強くて年末から5月まで楽しめます。チロリアンデージーやポンポネットなどと呼ばれる品種の総称で、白花のイングリッシュデージーはグラウンドカバーにも。日当たりのよい場所で育てましょう。

ポンポネット

甘く愛らしいピンクの花から個性的なピンクまでご紹介したなかに、お気に入りはありましたか? ピンクの花には同系色の紫や赤系、あるいは青や白の花を合わせることで、よりお互いが引き立ちます。草丈の異なるタイプを組み合わせて、魅力的な春の植栽を楽しみましょう。

▼あわせて読みたい▼

>>【ガーデニング】春から秋まで咲く コスパ抜群の花[8選]元気に長く咲かせるポイントは? >>【ガーデニング】初心者でも簡単!「寄せ植え」が映える草丈&草姿の組み合わせ >>【ガーデニング】花壇作りは立体感が決め手!草花が育つ形3タイプ[9選]

悩みのある人、必見! PR

50代からのデリケートゾーンのトラブルが、トイレでケアできるって本当?

50代からのデリケートゾーンのトラブルが、トイレでケアできるって本当?

かゆみやにおいなど、デリケートゾーンのトラブルは家族や友人にも相談しづらく悩ましいもの。そんな悩み対策に、トイレのビデが有効だということ、ご存知でしたか? その理由やおすすめのトイレについて、詳しくご紹介します。

詳細はこちら

PICK UP 編集部ピックアップ