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【ガーデニング】庭がなくてもOK!たくさん収穫できる「コンテナ菜園」春〜夏バージョン

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園芸ガイド編集部

苗の配置決め

伸び方に合わせて配置

草丈が伸びるものは後方、しだれるものは手前に、それぞれの成長の仕方に合わせて植える場所を決めます。

春の植えつけ時の配置

【野菜】
❶ ピーマン ❷ ミニトマト(こあまちゃん) ❸ ミニトマト(純あま)

【花】
❹ マリーゴールド(黄色) ❺ マリーゴールド(オレンジ色) ❻ ナスタチウム(黄色) ❼ ナスタチウム(オレンジ色)

【ハーブ】
❽ パセリ ❾ バジル ❿ オレガノ

【ベリー】
⓫ ワイルドストロベリー

苗の配置

ピーマン、ミニトマトは後方に立てた支柱の下に。やがてランナーが伸びてしだれるワイルドストロベリーは手前に。パセリ、バジル、オレガノは成長すると株が広がるのでそれぞれ離して植えます。コンパニオンプランツのマリーゴールド、食用としても利用できるナスタチウムは彩りも考えて黄色とオレンジ色を左右対称に配置。

苗の植えつけ(4月下旬〜)

植えつけ前の準備

植えつけ前に土の準備と支柱立てをしておきます。

①コンテナに野菜用培養土を入れる。今回使用しているコンテナは鉢底に排水用の穴が多いため、鉢底石は入れずにそのまま培養土を入れる。

②土をコンテナの深さの8分目くらいを目安に入れる。初期の肥料分は培養土に含まれているもので十分なので入れない。

③入れた培養土をシャベルなどで平らにならす。

④ミニトマトを誘引するための支柱を4本、ほぼ等間隔で立てる。コンテナと支柱がセットになっているものもある。

植えつけ

準備が整ったら、用意した苗を植えつけていきます。

①配置を決めた苗を土の上に仮置きして植える位置を確認する。忘れないように写真を撮っておいてもよい。

②一度、苗をすべて外し、支柱誘引するミニトマトから植えていく。シャベルで根鉢より少し大きな植え穴をあける。

③ポットからミニトマトの苗を出し、植え穴に植えつける。

④ビニタイを使って、ミニトマトの茎を支柱に結わえつけておく。

⑤ビニタイは緩めに。茎が伸びてきたら随時支柱誘引する。

⑥もう1株のミニトマト、ピーマンを植え、それぞれ支柱誘引する。後方左のパセリも同様に植える。

⑦中央の列のマリーゴールドとバジルを植える。

⑧前列左の黄色のナスタチウムを植える。同様にワイルドストロベリー、オレガノ、オレンジ色のナスタチウムを植え込む。

⑨すべての苗を植えつけた。これから旺盛に成長するので株間はあいているくらいがちょうどよい。

⑩コンテナの底から水が流れ出るくらいにたっぷりと水やりをする。

植えつけ完了】できるだけ日がよく当たる場所にコンテナを移動して管理する。

撮影/柴田和宣(主婦の友社)、飯塚恵子

※この記事は『たったの1㎡で! 野菜とハーブと花のミニ菜園』(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

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監修者
飯塚恵子

園芸家

千葉県在住。ハーブガーデンや種苗会社など、20年以上園芸関連の仕事に携わりながら、自宅の庭、畑を作り続ける。2024年5月に千葉県我孫子市に昭和初期の機織工場を改装した喫茶店「ガラボ」を開業。『基本の野菜じょうずな育て方』(主婦の友社)など監修書籍、著書も多数。

千葉県在住。ハーブガーデンや種苗会社など、20年以上園芸関連の仕事に携わりながら、自宅の庭、畑を作り続ける。2024年5月に千葉県我孫子市に昭和初期の機織工場を改装した喫茶店「ガラボ」を開業。『基本の野菜じょうずな育て方』(主婦の友社)など監修書籍、著書も多数。

コンパニオンプランツとは、互いに相性のよい植物同士を近くに植えることで、病害虫の予防や生長の促進など相互作用を生かす栽培方法です。例としてバジルとトマトの組み合わせがあり、家庭菜園での自然な害虫対策として注目されています。

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プランターとは、ガーデニングにおいて花や植物を育てるための容器のことです。素材はプラスチックや陶器、木材などさまざまで、軽量で移動しやすいプラスチック製が初心者に人気です。ベランダや玄関先など、限られたスペースでも植物を楽しむために適しており、野菜やハーブの育成にも広く活用されています。デザインやサイズも多様で、目的や場所に合わせて選ぶことで、ガーデニングをより楽しく演出するアイテムとして役立ちます。

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植えつけとは、苗や苗木、球根などを土に植える作業のことを指します。適切な時期や深さを守ることで植物の発芽や発根が促され、順調な生育につながります。植物ごとに適した用土が望ましく、植えたあとはしっかり水やりをして根づかせることが大切です。植物の種類によって用土の種類や肥料の施し方が異なるため、事前に育て方を確認しておくと安心です。

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化成肥料とは、チッ素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)などの成分を人工的に化学合成して配合した肥料で、植物の生長をバランスよく促進する目的で用いられます。多くは粒状または粉末状で市販され、成分の含有比率が明示されているため施肥設計がしやすく、園芸初心者からプロまで幅広く利用されています。ただし即効性が高い化成肥料は、与えすぎると肥料焼けを起こすこともあるため、緩効性を用いたり適量を守ることが大切です。

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ランナーとは、植物の根元から地面を這うように伸びる細長い茎のことです。ほふく茎(けい)とも呼ばれます。イチゴは株元から伸びたランナーの先に新しい株(子株)ができます。

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鉢底石とは、鉢植えの一番下に敷く軽石などの石のことで、水はけをよくするために使います。鉢の中に水がたまりすぎると根腐れの原因になるため、鉢底石で排水性を高めることが重要です。再利用が可能なので、キッチン用の水切りネットなどに入れて使用すると便利です。

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培養土とは、植物を育てるために使う土のことです。数種類の土がブレンドされた市販の培養土は、通気性、保水性、排水性、養分のバランスがよく、初心者でも失敗なく植物を育てられます。植物の種類(花、野菜、多肉植物など)ごとに専用の培養土も市販されています。

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地植えとは、植物を鉢やプランターではなく庭の地面に直接植える方法のことで、根が土中に自由に広がるため株が大きく育ちやすく、水やりや肥料の持ちもよくなるといったメリットがあります。例えばバラや宿根草、樹木類などを長期間育てたい場合に適していて、植えつけの際には土壌の排水性や日当たり、風通しなどを考慮して場所を選ぶことが大切です。

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ゴロ土とは、鉢底に敷くための比較的大きめの粒の土や砕石のことで、排水性を高め、根腐れを防ぐ目的で使われます。通常、鉢植えを行う際にはまず鉢底にゴロ土を敷き、その上に培養土を重ねて植え込みます。使用する素材としては軽石や赤玉土の大粒、砕けた瓦片などが一般的で、通気性と水はけのバランスを保つために推奨されます。鉢底ネットと併用するとより効果的で、植物の根が健全に育つための環境を整えるうえで、初心者でも覚えておきたい基本テクニックの一つです。

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誘引とは、植物の枝やつるを支柱やフェンスに沿って結びつけ、形を整えたり、日当たりをよくしたりする作業です。生長に合わせて、ひもなどでやさしく固定します。見た目を美しくするだけでなく、花つきや収穫量にも影響します。

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肥料とは、植物が健やかに生長するために欠かせない栄養素を補給する材料のことです。おもにチッ素、リン酸、カリウムを三大要素とし、それぞれ葉の生長、花や実の形成、根の発達を助けます。有機質肥料と無機質肥料に分類され、有機質肥料は堆肥や骨粉など自然由来で、土壌改良にも効果的。一方、無機質肥料は成分が均一で即効性が魅力です。ガーデニングでは植物の種類や生長段階を考慮し、適切な肥料選びと施肥のタイミングが大切です。

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根鉢とは、鉢植えの植物を鉢から抜いたときに、土と根がかたまりになっている部分のことを指します。

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支柱とは、植物が倒れたり茎が曲がったりするのを防ぐために立てる棒状の補助具。特に生長とともに高さが出る植物や、実が重くなる果菜類、つる性植物などに欠かせない資材です。ガーデニングでは、支柱の材質や形状によって景観にも影響を与えるため、景観に馴染む自然素材のものや色つきのものを選ぶことで、植物の生長を支えつつ庭の美しさとの両立を図ることができます。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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元肥とは、植物を植える前や植えつけ時に、あらかじめ土に混ぜ込んでおく肥料のことです。追肥とあわせて行うと元気に育ちます。

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