【ガーデニング】春に植えた「コンテナ菜園」の収穫作業をわかりやすく解説!
野菜用のコンテナを使えば、庭がなくてもミニトマトやピーマンなどの果菜からラディッシュなどの小さな根菜まで、さまざまな野菜を育てられます。ここでは、春に植えたコンテナ菜園の収穫作業をご紹介します。
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>>【ガーデニング】庭がなくてもOK!たくさん収穫できる「コンテナ菜園」春〜夏バージョンハーブの収穫(6月上旬)
切り戻しを兼ねた収穫
6月になるとハーブ類が成長してきます。わき芽を出させて収量を増やすためにも、伸びた茎は収穫を兼ねて切り戻し 切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を途中で切り詰める作業で、植物の形を整えたり、次の花や芽の発生を促す目的で行います。開花後に行うことが多く、風通しをよくし、病害虫の予防にもつながります。
茎が伸びてつぼみが上がってきたバジル。花が咲くと株の寿命が縮むので早めに切り戻し 切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を途中で切り詰める作業で、植物の形を整えたり、次の花や芽の発生を促す目的で行います。開花後に行うことが多く、風通しをよくし、病害虫の予防にもつながります。
ミニトマトはわき芽が出てきたら随時かき取る。これは5月に芽かき 芽かきとは、植物の不要な芽を摘み取る作業です。芽を減らして実つきや花数をコントロールすることで、良質の果物や野菜を収穫したり、花を大きく咲かせたりすることができます。
野菜の収穫(6月下旬〜)
本格的な収穫がスタート
7月が近づくころにはミニトマトが色づき、ピーマンの実も大きく成長。ハーブ類やエディブルフラワー エディブルフラワーとは、食用可能な花のことを指します。ナスタチウム、ビオラ、キンギョソウ、バラ、カレンデュラなどがあり、サラダやケーキの飾りつけに用いられます。ビタミンやポリフェノールを含むものもあり、栄養価が高い場合もあります。ただし、観賞用の花には農薬が使用されていることが多いため、食用に適したものを選ぶ必要があります。
コンテナでの栽培でも多種の野菜やハーブが育てられ、満足感いっぱい。コンパニオンプランツ コンパニオンプランツとは、互いに相性のよい植物同士を近くに植えることで、病害虫の予防や生長の促進など相互作用を生かす栽培方法です。例としてバジルとトマトの組み合わせがあり、家庭菜園での自然な害虫対策として注目されています。
撮影/柴田和宣(主婦の友社)、飯塚恵子
※この記事は『たったの1㎡で! 野菜とハーブと花のミニ菜園』(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
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園芸家
飯塚恵子
千葉県在住。ハーブガーデンや種苗会社など、20年以上園芸関連の仕事に携わりながら、自宅の庭、畑を作り続ける。2024年5月に千葉県我孫子市に昭和初期の機織工場を改装した喫茶店「ガラボ」を開業。『基本の野菜じょうずな育て方』(主婦の友社)など監修書籍、著書も多数。
千葉県在住。ハーブガーデンや種苗会社など、20年以上園芸関連の仕事に携わりながら、自宅の庭、畑を作り続ける。2024年5月に千葉県我孫子市に昭和初期の機織工場を改装した喫茶店「ガラボ」を開業。『基本の野菜じょうずな育て方』(主婦の友社)など監修書籍、著書も多数。