今年80歳【松原智恵子さん】の食卓拝見! 若々しさのために毎食、欠かさずに食べる一品とは?
毎食必ず食べるのは「酢の物」。 若い頃から変わらない習慣です
「あと、若い頃から決めているのですが、必ず一品、酢の物はつけるようにしているんです。そして最初にそれからいただくようにしています。タコときゅうりとわかめの酢の物のときもあれば、もずくだったり、ところてんだったりのときもあります。野菜の酢漬けを常備しているので、朝食のサラダにそれをのせていただくと、ドレッシングを使わずにすむんです」
血糖値の上昇を抑えるために野菜を最初に食べる「べジファースト」を心がけている人は多いが、松原さんの場合は「酢の物ファースト」。これも健康によさそうである。唯一苦手なものは、クセの強い生魚だそう。川魚、ブリ、アジなどは苦手だが、その他は食後のデザートに至るまでしっかり食べる。
「必ず食事はデザートで締めたいんです。果物も甘いものも大好きですし、食後しばらくしてから『何か甘いものはないかなぁ』と家の中を探しては、チョコレートを食べたりします(笑)。全然我慢はしないですね」
沖縄県宮古島にお気に入りの店がある。「しゃぶ庵」という豚しゃぶの店だ。しゃぶしゃぶは牛肉派の松原さんも、ここの豚肉にはすっかり魅了されてしまったという。
「パイナップルを飼料として育てた『パイとん』という豚のお肉なんですけど、この脂が甘くてやわらかくて、もうすっかり気に入ってしまって、おかわりまでしていただいています。『オオタニワタリ』とか『人参もどき』といった島野菜と一緒にいただくと、この野菜も全部おいしい。旅先でこういうおいしいものに出合うのも、生きる力になりますね」
大好物は宮古島パイとんのしゃぶしゃぶ
『ゆうゆう』2025年7月号
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