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パリ在住歴29年【永末亜子さん】のキッチンはこんなに小さいのにおしゃれ! 狭さを感じさせない「2つの工夫」とは?

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永末亜子

パリ在住歴29年の永末亜子さんが、パリの日常の素晴らしさを綴った『パリのキッチン 食と暮らしのアイデア50』。ここでは、本書より一部を抜粋し、お届けします。第1回は「キッチン」にまつわるアイデアです。

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Ma maison-我が家ー

家族構成:私、夫、息子の3人暮らし(娘は独立。現在、東京で生活)
家の広さ:70㎡
間取り:2LDK(リビング+ダイニング+キッチン+寝室2)
家の形態:集合住宅(持ち家)
築年数:約70年
居住歴:23年
場所:パリ左岸

小さなキッチンのいいところ

広々としたキッチンはみんなの憧れ。私も同様です。けれどパリという都会に暮らし、小さなキッチンを日々使う中で良いところもたくさんあることに気がつきました。

我が家のキッチンは窓辺にシンク、その下にフライパンや鍋を入れる小さな収納棚があります。その左側にはバーテーブル、右側には奥から二口コンロやオーブン、食洗機、冷蔵庫が並び、上には皿などを収納する吊り戸棚が。必要なものが近いところにキュッと集まったつくりになって、調味料や食材など何でもさっと手に取れて大変便利です。コンパクトな空間で指揮者のようにリズミカルに料理ができるのです。また、油など汚れる範囲も最小限で済むのでお掃除も簡単。

フランスのキッチンは日本で人気のオープンキッチンより扉で仕切られた独立型のクローズドキッチンが主流なのですが、私はこちらのほうが好き。ドアを閉めれば小さな自分だけの空間になり、お気に入りの曲を聴きながら、美味しい料理をじっくりと誰にも邪魔されずに作ることができます。料理の匂いが居間や寝室に入り込まないのもメリットです。

パリ在住歴29年【永末亜子さん】のキッチンはこんなに小さいのにおしゃれ! 狭さを感じさせない「2つの工夫」とは?(画像2)

壁の明るい緑は飽きのこない色。陽の光を包み込み、花や観葉植物との相性も良好です。

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