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ベストセラー作家【アズ直子さん】おすすめ! 人生が上向く「ボタニカル散歩」とは?

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ゆうゆう編集部

それぞれの季節の植物に触れることでパワーアップ

季節というと春夏秋冬の四季が思い浮かぶが、日本には一年を24節に分ける「二十四節気(にじゅうしせっき)」という季節の暦があり、さらにそれを「初候・次候・末候」と分けていくと、「七十二候(しちじゅうにこう)」という、一年で72もの季節がある暦が生まれる。

「一つの季節が約5日間。暦には、その短い間に最も強いエネルギーをもつ『旬のもの』が示されているので、散歩に出かけるときに見つけたい植物もわかります」

下に6月の旬の植物を紹介しているので参考にしてほしい。

6月の暦と旬の植物

七十二候の、約5日ずつに分けられた季節ごとに、旬の植物を紹介。人気の高い花木は、前のページで花言葉とご利益を紹介しているので参考に。旬の野菜や果物は食事で味わい、体の中にエネルギーを吸収しよう。

6月5日~9日

二十四節気:芒種(ぼうしゅ)、初候
七十二候:螳螂生(かまきりしょうず)
旬の植物:らっきょう、ザクロ、ナワシロイチゴ

6月10日~15日

二十四節気:芒種、次候
七十二候:腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)
旬の植物:トマト、みょうが、紫陽花

6月16日~20日

二十四節気:芒種、末候
七十二候:梅子黄(うめのみきばむ)
旬の植物:梅、オクラ、スイカズラ、クチナシ

6月21日~25日

二十四節気:夏至(げし)、初候
七十二候:乃東枯(なつかれくさかるる)
旬の植物:夏みかん、冬瓜、ウツボグサ

6月26日~30日

二十四節気:夏至、次候
七十二候:菖蒲華(あやめはなさく)
旬の植物:みょうが、菖蒲

7月1日~5日

二十四節気:夏至、末候
七十二候:半夏生(はんげしょうず)
旬の植物:オクラ、カラスビシャク

食やインテリアにも旬の植物を取り入れて

とはいえ、ゆうゆう世代には、さまざまな事情でなかなか外に出られない人も少なくない。そういう人は、家の中に飾る切り花や鉢植えなどで旬を取り入れよう。

「外に出て植物に触れることが一番の開運行動ですが、その季節に最もパワーのある植物を部屋に飾ることで、自然界のエネルギーを取り込むこともできます。食材についても、旬のものを選んで食べることは開運につながるので意識して」

ちなみに、窓を開けて換気するのも同じ効果が。外の空気を取り入れることで、屋内に満ちているマイナスのエネルギーとのバランスが取れるのだという。夏や冬は特に窓を閉め切ったままにしがちだが、ぜひ意識してこまめに換気をするようにしよう。

「ボタニカル散歩や、旬の植物・食材に触れることは、楽しく運気を上げられる方法なので、ぜひ皆さんに試していただきたいですね。続けているうちに心と体が変わっていき、きっと何歳からでも人生をボトムアップできるはずです」

※この記事は「ゆうゆう」2024年7月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

取材・文/後藤由里子

▼※2024年6月8日に配信した記事を再編集しています▼

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