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【オーラルフレイル】って知ってる?チェックリストで危険度を判定!口の機能の低下が全身の老化につながる!?

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ゆうゆう編集部

人生100年時代といわれる今、健康長寿のカギを握るのが「歯」。年齢を重ねると生じやすい歯の問題とは何か、歯と体にはどんなつながりがあるのか。いつまでも元気でいるための秘訣を老年歯科の専門医に伺いました。

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お話を伺ったのは
水口俊介さん 老年歯科専門医

みなくち・しゅんすけ●東京医科歯科大学(現・東京科学大学)歯学部卒業。
同大学歯学部附属病院長を経て、2024年より同大学名誉教授。
現在は西東京歯科医院 本院にて診療を担当。
近著に『からだの「衰え」は口から 歯と健康の科学』(講談社)。

要介護状態に陥る前に口腔内の適切な管理を

楽しく充実した食生活を送り続けるために欠かせないのが歯の健康。そこで「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」と、1989年から始まったのが「8020(ハチマルニイマル)運動」だ。

「厚生労働省と日本歯科医師会が中心となり啓発活動を続けてきましたが、2022年には『8020』を達成している方が51・6%という調査結果が報告されました」

そう話すのは老年歯科を専門とする水口俊介さん。現代では80代になっても20本以上の歯を有する人が約5割もいるのだ。

「歯がある=口腔機能が落ちないということにはなりますが、一方で、歯が残っていることによって虫歯や歯周病のリスクは増えます。『もう年だから歯なんてどうでもいい』ではなく、正しい管理の方法を身につけて歯の健康を守っていただきたいと思います」

近年注目されているのが「オーラルフレイル」。むせる、食べこぼす、滑舌が悪い、かたいものがかめない……そんな口腔機能の低下を表す概念だが、そのオーラルフレイルは全身のフレイル(虚弱)につながっていると水口さんは言う。

「虫歯や歯周病によってかたいものがかめなくなり、食事の栄養バランスが崩れることも一因と考えられています。オーラルフレイルが進行すると、低栄養、運動量や代謝の低下が進み、最終的には要介護状態に陥ってしまうことも。だからこそ、口の中の適切な衛生管理が重要になってくるのです」

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疲れやすい、手指がこわばる、汗をかきやすい……。これまで経験したことのない体調不良に戸惑う時期ですが、この時期の不調は「これって更年期?それとも単なる老化?」と判断がつきにくいものも多く、どう対処すればいいのか不安を抱える人も多数。

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4点以上で危険!【オーラルフレイルチェック】

質問に答えてオーラルフレイルか、セルフチェックをしよう。4点以上の人は危険性が高いので、ささいな衰えを見逃さず、オーラルフレイル対策を!

出典:東京大学高齢社会総合研究機構 田中友規 飯島勝矢

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