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『サン!シャイン』に毎日出演中!司会の谷原章介さんにかけられた思いもよらない言葉とは?【グラフィックファシリテーション山田夏子さんのターニングポイント#1】

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ゆうゆうtime編集部

「グラフィックファシリテーション」というお仕事の第一人者である山田夏子さん。朝のニュース情報番組『サン!シャイン』で、ボードに毎日カラフルな絵を描いている人と聞くと「あぁ、あの人!」と思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。第一回では、『サン!シャイン』の出演者、谷原章介さんや天気予報士の天達さんとの秘話などお仕事についてうかがいました。

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テーマが決まるのは前日の夕方。そこからデザインを考えていきます

――山田さんといえば、まず思い浮かぶのが、朝のニュース情報番組『サン!シャイン』です。その日のテーマに沿った絵を、カラフルなタッチですらすらとボードに描いていく姿がとても印象的です。

ありがとうございます。『サン!シャイン』が始まったのは2025年の3月31日なので、まだまだ慣れてきたとは言えません。1週間を無事にやり遂げることで精一杯(笑)。番組としても試行錯誤の最中なので、スタッフの皆さんに助けられながらで頑張っている状況です。

私自身は、以前NHKでも「週刊ニュース深読み」という番組に出させていただいていたことがありました。時事問題やその時のテーマにまつわる視聴者の声を即興でグラフィックにするというものです。ただそれは週に1回だったので、『サン!シャイン』とは大変さが全然違いますね。帯番組の洗礼を受けているところです(笑)。

――現在の山田さんの1日の流れを簡単に教えてもらってもいいですか?

まず朝は毎日4時ごろに起きます。自宅で身支度を済ませたら、5時半過ぎにお迎えのタクシーが来て、お台場に移動します。タクシーの車内で今日描くものを頭の中でおさらいしながらテレビ局に到着。楽屋で一息ついてスタジオに移動します。スタジオでは使用する道具のメンテナンスなどをしてタイトル周りのグラフィックを描き始めます。そして8時14分に本番がスタートするという流れです。

――今日のインタビューでは、実際に番組で使われているペンをお持ちくださいました。

『サン!シャイン』に毎日出演中!司会の谷原章介さんにかけられた思いもよらない言葉とは?【グラフィックファシリテーション山田夏子さんのターニングポイント#1】(画像3)

〈写真〉実際に山田さんが仕事で使用しているドイツ製の極太ペン

これですね。ドイツのブランドのもので、発色がよく適度な太さがあって、長時間ボードに描いていてもかすれません。『サン!シャイン』の番組出演時にも、企業に出向いて行う仕事の際も使っています。海外から取り寄せないといけないし、お値段もインク代入れると1本1000円弱くらいするので、コストもかかりますが、これがないと仕事が成り立たない私の大切な商売道具です。

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谷原章介さんとのコミュニケーションはいつとる?

――本番前には、谷原章介さんはじめ、出演者の方とお話ししたりするんですか?

いえ、あまりそういった時間はないですね。レギュラーの方やその日のゲストの専門家の方たちは、大部屋に集まり打ち合わせなどをしていると思います。私はその間、スタジオでタイトル周りの絵を描いているので、そこは別々になりますね。
ただ、谷原さんがスタジオに入られた際に、タイトル画を眺めながら、二言三言その日のテーマのニュアンスについて声をかけていただいています。

――放送内容は、いつごろ決まるんですか?

前日の夕方ごろでしょうか。その日の放送が終わって、私はスタジオを出て事務所に戻ります。その間にスタッフの方たちは会議をして、明日の放送内容を決定。あらかた決まった時点で私に連絡が入ります。
翌日ご担当のスタッフの方と私でオンラインミーティングをしたあと、私がラフを描いて送ります。そこから細かなやり取りをしながら、翌日のボードのイメージを固めていく、という流れです。

『サン!シャイン』に毎日出演中!司会の谷原章介さんにかけられた思いもよらない言葉とは?【グラフィックファシリテーション山田夏子さんのターニングポイント#1】(画像4)

〈写真〉えんぴつでの下書きから色付けまでノートに描いて、イメージを共有していく。

ただこれはあくまで基本のパターン。放送内容が直前で変わることもままあるんですよ。先日も打ち合わせ時には続投予定だった大臣が、深夜に急遽、辞表提出ということになって私も慌ててタイトル画を変更する、ということもありました。他にも想定していたニュースから「嵐の活動終了!」のニュースが飛び込んできて急遽対応するなど。臨機応変さと柔軟な思考が求められますね。

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