韓国ドラマ【ホジュン】ダヒ(パク・ウンビン)との神回から、“寸止め”3回の緊迫シーンまで見どころ満載!38〜47話レビュー
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藤岡眞澄
41話は中盤の“神回”だと思う
宮中からの褒美にジュン一家の周囲も沸く中、家の外ではジュンと妻ダヒ(パク・ウンビン)の慎ましいラブシーンが描かれる。
「この世に俺ほど愚かな男はいない。息子としても、夫としても頼りない。君には申し訳ないと思っている」というジュンに、「生まれてくる子には『真面目に生きることが何より大切だ』と教えるつもり」というダヒ。ダヒは辛い流産を乗り越え、新しい命を宿していた。そんなダヒをジュンは優しくハグして「君のおかげで真面目に生きてこれた。失望させるような真似だけはしない」と誓う。
波乱万丈が当たり前の『ホジュン』で、こんな穏やかな幸せに包まれたシーンは初めて。41話は中盤の“神回”だ。
イェジンのジュンへの一途な思いに気づきながら、夫を一瞬たりとも疑わず、寄り添う妻ダヒを演じたパク・ウンビン。4歳で芸能界デビューして以来、『ホジュン』で初の成人女性役に挑戦した。
「『階伯(ケベク)』『王の女』『善徳女王』などを通じて様々な子役を演じました。でも、子役は時間的制約があって、もっとお見せしたくてもできない悔しさもありました。今回は良い機会だと思い、ダヒとして一生懸命に夫のホ・ジュンを支えます」とは制作発表会でのコメント。
『ホジュン』出演時は21歳。ジュン役のキム・ジュヒョクとは20歳の年齢差がある。ジュンが着実に貫録をつけていくのにくらべ、いつまでも初々しいままのダヒ。あえてメイクで老け顔にする選択をしなかった監督は、きっとパク・ウンビンが持ち合わせる透明感という宝物をダヒという役柄に投影させたかったのだろう。
ラストまで初々しいまま、走り抜けるダヒ。夫婦の見掛け上の年齢の差は開く一方だ。