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韓国ドラマ【ホジュン】ダヒ(パク・ウンビン)との神回から、“寸止め”3回の緊迫シーンまで見どころ満載!38〜47話レビュー

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藤岡眞澄

ドジの心だけはジュンにもまだ動かせない

3つ目の「転」は、過去を知る人物の登場。医官として王に付き添った狩の場で、護衛の武官として同行していたペ・チョンス(キム・チョルギ)との遭遇だった。

いまや王の信頼も厚いジュンだが、医者を目指す以前には、龍川で密貿易の首領として暗躍した黒歴史があった。そのジュンを捕縛しておきながら、みすみす取り逃がすという煮え湯を飲まされたチョンス。今度こそ、とジュンを捕らえに恵民署に向かうが、ジュンは疫病が大流行する村に治療に出発した後だった。

治療が終わるまで猶予が欲しい、終われば自首する、と懇願するジュン。必死に治療法を探すジュンの姿を見たチョンスは猶予を与え、ジュンは疫病の猛威に悪戦苦闘しながらも、解決策を見出す。

約束通り「罰してほしい」と申し出るジュン。だが、王から褒美を賜るためにひとまず漢陽へ戻される。チョンスも、ジュンの医者としての献身に心を動かされそうになる自分に気づいていた。

そして、漢陽で待っていたのは、明から戻ったドジの姿。「母が世話になった」と言うからには気持ちが軟化したかと思いきや、「私の医術が劣るとは思っていない。必ず出世してみせる」と言い放つ。ドジの鋼の心だけはジュンにもまだ動かせない……。

緊迫する場面が続く中、思わず笑いを誘うのがユ医院の一番弟子、いまや湯薬房で働くイム・オグン(チョン・ウンピョ)。内医女ホンチュン(チェ・ラン)に一目惚れし、奇想天外なあの手この手で猛アタック。しまいには恋の病で床に臥せる始末。コミカルな演技に誠実な人柄がにじみ出て、重くなりがちな画面に春風のようなあたたかみをもたらしてくれる。

いきなり恵民署で働くことになったサムジョク大師の養子サンファ(ヨ・ヒョンス)や、疫病の村の牢でジュンと再会したドルセ(イ・ゲイン)の神出鬼没ぶりも興味を誘う。特にサンファはときどき画面に登場して、さっさと見切れていく美青年。気を抜くと見逃してしまう『ウォーリーをさがせ!』状態だ。

終盤も近づく48話~。ジュンとダヒ夫婦の絆の強さが試される。

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