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【いとうまい子さん・60歳】「不良少女と呼ばれて」から40年。45歳で大学生となり、今春、大学教授に就任!

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ゆうゆう編集部

今を生きることに集中し、好きなことだけをする

さまざまな肩書で多忙な日々を送るいとうさん。上手なスイッチの切り替え方があるのかを伺うと、「全くない」とのこと。

「自分の好きなことしかやっていないから、24時間、楽しい時間なんです。生活の中でご飯も食べれば歯も磨くというのと同じように、その時々にそれぞれのことに集中しています」

驚いたのは、一日一食で過ごしているということ。

「単に食べすぎを防ぐためです。あまり運動をしないので、摂取カロリーが消費カロリーを超えないようにと。夫も一緒にやっていますが、朝も昼も時間ができていいですよ。でも、たまたま今の私たちの体に合っているだけで、おすすめするわけではありません。今後、年齢を重ねたら見直すかもしれませんしね」

あくまで自分軸、そして今にこだわるのがいとうさん流だ。

「過去を後悔したり、先のことを心配したりということはあまりないですね。他人や、若い頃の自分と比較することもありません。やっぱり大切なのは、今を生きることに集中することじゃないかなと思うんです。だって、世界中の優秀な研究者が集まっても、人間の細胞のひとつ、ミトコンドリアひとつ、作ることはできないんですよ。そんな奇跡によって生かされている自分を少しも無駄にはできませんよね」

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51歳で早稲田大学大学院修士課程を修了。ロボット工学を専攻し、ロコモティブシンドロームの予防をアシストするロボットの開発に明け暮れた。

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八丈島で保護されたハチ。愛猫は他に、能登半島地震の際に保護されたツナがいる。「愛情ホルモン『オキシトシン』が出まくり(笑)。優しい気持ちになれる瞬間をもらっています」

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修士課程で開発したロボット「ロコピョン」と。一緒にスクワットをするように促してくれる。また、人感センサーを搭載していて、安否確認機能も兼ねている。

いとうまい子さんの輝くためのヒント

ヒント① すべてのことに感謝の気持ちをもつ

人間、一人では生きていけないもの。芸能界で辛い思いをしながらも生きてこられたのは周囲の人のおかげだと痛感。感謝の気持ちがその後のいとうさんのモチベーションに。

ヒント② 他人や過去を気にせず「今」に集中する

人と比べたり、若い頃の自分と比べたりして落ち込むのは時間の無駄。自分には自分の、今には今の楽しみ方がある。「今日はどうやって楽しもうかな」と常に今を考えて。

ヒント③ 人生の壁や困難も楽しんで受け入れる

壁や困難そのものだけを見ていては辛くなるばかり。どう解決するか、乗り越え方を考えればワクワクできる。そして乗り越えた先には、必ず新しい世界が広がると信じる。

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取材・文/志村美史子

※この記事は「ゆうゆう」2025年8月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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