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みんなの【身近に潜む危険】体験記

逃げ場のないバスの中で猛烈な吐き気と胃痛!!もう無理はできないと悟った恐怖のバス旅行【食中毒体験記】

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ゆうゆうtime編集部

バスに揺られながら、ある“異変”に気づいた私。楽しいはずの弾丸旅行が一転、忘れられない教訓に変わりました……。

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夜行バスの弾丸旅行!最終日は徹夜明けでバーベキュー

今から10年前、35歳の夏の出来事です。
忙しい仕事の合間を縫って、観光と旧友との再会を目的に、東京から関西への弾丸旅行を決行しました。
短い日程に予定をぎっしり詰め込み、行き帰りは夜行バス。朝から晩まで動き回るスケジュールでしたが、あれもこれもやりたかった私は、無謀ともいえるその計画に特に不安も感じていませんでした。

観光やイベントを満喫しほぼ徹夜で迎えた最終日は、久しぶりに再会した友人たちと炎天下でバーベキュー。
肉や魚介、野菜に焼きおにぎりなどをたらふく食べ、みんなで大笑いし語り合いました。バーベキューの最中も特に体調に異変はなく、むしろテンションが上がってハイな気分でした。
「今日は全然寝てないけど、その方がバスでぐっすり眠れるからいいの!」というようなことを言った記憶もあります。
楽しい時間を惜しむように夜まで過ごし、そのまま夜行バスに乗り込んで帰路につきました。

猛烈な吐き気と腹痛!でもここは高速バスの中、降りられない…

しかし、その楽しい思い出が地獄に変わったのは、バスが東京に向かって走り出して少し経ったときのことです。
急にお腹に違和感を感じはじめ、みるみるうちに猛烈な吐き気と腹痛に襲われたのです。
しかしここはバスの中、逃げ場のない空間です。私はひたすら耐えるしかありませんでした。

冷や汗は止まらず、波のように押し寄せる吐き気と闘いながら「あとどれくらいで休憩所だろう……」と祈るような気持ちでやり過ごしました。
ようやくサービスエリアに到着し、ふらふらの足取りで外に出て倒れるようにしゃがみ込んだ私は、すぐさま救急車を呼んでもらうことになりました。
搬送先の病院で点滴をしてもらうと、徐々に具合がよくなってきてなんとか始発電車で帰れるまでに。

お医者さんの診断によると、原因は食中毒ではないかとのことでした。
しかし、後になって同じものを食べた友人たちに連絡をしてみると、みんな元気でまったく異常はなかったとのことでした。
なので、どの食材が原因になったのかもわかりません。
おそらく、疲労と睡眠不足で免疫力が落ちて体が弱っていたので、ちょっとしたことでも具合が悪くなってしまったのでしょう。

家に帰ってからもなんとなくのだるさは続き、体調が完全に回復するまでに一週間近くかかりました。
その間、頭の中をよぎっていたのはもう無理はできないんだなという思いと、体調管理を甘く見ていたという後悔でした。

(40代・パート)

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