【熊谷真実さん・65歳】浜松に移住後に離婚そして再々婚も!移住成功の2つの秘訣とは?
野菜作りも友達づくりも豊かに実ってきました
人の輪が広がり、ライブハウスのオーナーに声をかけられロックバンド「マミーズビスケット」のボーカルとしても活躍中。
「浜松は音楽の街でもあり、メンバーはみんな腕達者。私はというと、自分のハスキーボイスにコンプレックスがあって歌は若い頃に封印しました。でもこのまま歌わない人生もつまらないと思って挑戦したんです」
熊谷さんの熱唱する昭和歌謡でライブは大盛り上がり。チケットは即完売の人気ぶりだ。
好きなことに邁進し、何足ものわらじをはく熊谷さん。忙しい日々の中、いつも浜松への感謝が心にあるという。
「私は東京の中でも、阿佐谷の商店街育ちなんです。だから人と人とのつながりにひかれるんですね。浜松で、こんなにも豊かな人の輪ができたのは本当に幸せなことです」
5年前に移住して、庭に野菜の種をまいた。友達の輪もたったひとりから始まった。どちらも今、大きく実り始めている。
「昨日も家に帰ったら、玄関に大きな夏みかんが置いてありました。大家さんがとれたてを持ってきてくださったんですね。これがまた格別においしいんです。畑の仲間のつながりで、うちには無農薬のお米があるので、あとでお礼に持っていこうと思っています」
スーパーで買うだけではない、こんな物々交換こそ、熊谷さんの理想の生活だ。
「私の母は57歳で亡くなりました。母の年齢を超え、これからの時間はおまけの贈り物のようにも感じています。健康に気をつけて、自然と人の輪の中で暮らしていきたいですね」
新たな挑戦もどんどんできる浜松という地に感謝!
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取材・文/志村美史子
※この記事は「ゆうゆう」2025年9月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。
