「夫が65歳まで働き、70歳から年金をもらう予定。収入のない5年間の生活費が不安…」ファイナンシャルプランナー・井戸美枝さんのアドバイス
Q 元本割れのリスクが伴う「投資」には苦手意識があります
A インフレの今、投資に挑戦するのも一つの手
投資には元本割れのリスクがありますが、今の時代、銀行預金ではほとんどお金は増えません。インフレが続くとお金の価値が相対的に低下するため、NISAなどを利用してコツコツと積み立てる投資にトライするという選択肢をもっていてもいいと思います。ただし、投資に使うのは余剰資金など、10年以上は使う予定がないお金に。生活費や将来の医療費、介護費など、必要なお金を投資に回すのはNGです。
【COLUMN】人生100年時代。気にすべきは「平均寿命」より「健康寿命」
厚生労働省の統計では、亡くなる人が最も多い年齢は女性の場合およそ93歳、男性の場合およそ88歳。一方、健康寿命は女性およそ75歳、男性およそ73歳。人が死ぬまでの寿命と自分が元気に暮らせる年齢にはこのように大きな違いが。健康寿命以降の期間は介護や医療のお世話になる可能性が高くなり、当然お金の負担も増えることに。自分自身が元気で過ごせる期間を考慮して、お金の使い方を考えてみましょう。
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イラスト/あらいのりこ
※この記事は「ゆうゆう」2025年9月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。
