記事ランキング マンガ 連載・特集

整形外科医がすすめる!骨を強くする「サバ缶に合わせる最強の一品」とは?

公開日

更新日

古賀昭義

「よくつまずく」「よろけやすい」のは、足の筋肉が弱くなったせいかもしれません。「筋肉や骨は、早めの対策をとれば、まだまだ現役で活躍できます」と、整形外科医の古賀昭義さん。話題の新刊『「よくつまずく」「よろけやすい」人のお助けBOOK』から、抜粋してお届けします。第3回は、骨を強くする最強の一品!

▼前回はこちら▼

>>意外と知らない、骨粗しょう症の予防にいい食べ物とは?よくつまずく人にオススメ

骨を強くする最強ペアは、サバ缶+納豆

骨を強く保つために欠かせないのは、カルシウム、たんぱく質、ビタミンD、ビタミンK、マグネシウムという5つの栄養素です。

これらの栄養素を効率よくとれる食品として私が往診時におすすめしているのは、サバ缶納豆です。

骨ごと煮込んだサバ缶は、DHAやEPAといったオメガ3脂肪酸が多いことで注目されていますが、たんぱく質、カルシウム、ビタミンDと、「骨にいい栄養素」もたっぷり含まれています。

納豆もカルシウムを骨に沈着させやすくするビタミンKを非常に多く含んでいます。

つまり、骨を強くする最強の組み合わせは、サバ缶+納豆なのです。

そこで、骨によい4つの栄養素をてっとり早くとりたい人は、サバ缶と納豆を欠かさずとるようにするといい、と往診時に説明しています。

ちなみに、DHAとEPAの多いサバ缶を6週間食べ続けると,内臓脂肪が減ることがわかっています。

また、納豆のネバネバ成分である「ナットウキナーゼ」は血液の凝固を防ぎ、血管が詰まる原因となる血栓を溶かす働きがあるうえ、糖の分解や吸収をゆるやかにしてくれます。

したがって、ダイエット効果抜群の食べ物でもあるのです。

往診先でもサバ缶と納豆の食べ方を質問されます。私は、納豆1パックをよくかき混ぜてから、サバ缶の汁を加えてさらに混ぜ、サバを食べやすくほぐしてごはんにかけて食べることをおすすめしています。

さらに、かいわれ大根を上にのせて白ごまをかけるとおいしくいただけます。

▼あわせて読みたい▼

>>1つでも当てはまったら要注意!足腰が弱り始めたサインとは?筋力アップのための食事も >>88歳【俳優・山本學さん】認知症手前のグレーゾーンと診断→回復。そのカギは運動療法にあった! >>「80代の壁」を超える方法とは?元ミス日本代表・谷 玉惠さんが40年継続している筋トレ健康習慣

※この記事は『「よくつまずく」「よろけやすい」人のお助けBOOK』古賀昭義著(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

「よくつまずく」「よろけやすい」人のお助けBOOK

古賀昭義著
主婦の友社刊

「つまずき」「よろめき」は衰えのサイン! いくつになっても自分の足でハツラツ歩き続けるための秘訣が1冊に! 簡単なのに効果抜群の「筋骨体操」、日々の生活で実践できる食事の工夫、毎日をイキイキと過ごすためのちょっとしたコツまで、幅広くご紹介します。
※詳細は以下のボタンへ

画面トップへ移動