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何度も同じことを聞き返す、財布が盗まれたと大騒ぎ…【認知症のあるある】対処法とは?

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ゆうゆう編集部

「認知症はネガティブで偏見に満ちたイメージに支配されています」と話すのは『認知症世界の歩き方』著者の筧裕介さん。そんな思い込みを解消し、認知症に対する理解を深めるための具体例を紹介します。

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>>「私が失敗する権利を奪わないでほしい」認知症の人が抱える180の困りごとと向き合う方法

お話を伺ったのは
筧 裕介さん 
『認知症世界の歩き方』著者、issue+design代表、工学博士

かけい・ゆうすけ●1975年生まれ。
2008年「issue+design」を設立し、社会課題解決のためのデザイン領域の研究、実践に取り組む。
主なプロジェクトに災害時の避難所運営を支える「できますゼッケン」、育児支援の「親子健康手帳」など。

創作劇場タイタニック

頭の中で創造したストーリーを事実だと思い込み、記憶のトラブルに見舞われるバーチャル劇場です。周囲は「何を言っているの?」と思いますが、本人の中では筋道が通っているのです。「うそをつくな」と頭ごなしに否定したり、貴重品を取り上げて周囲が管理したりすると、本人のプライドはひどく傷つきます。

財布が見当たらずに大騒動

母が厳しい顔で探しものをしている。「どうしたの?」「ここに置いたはずの財布がないのよ。まさかあなた、盗ったんじゃないでしょうね」って……そんなわけないじゃない!

たとえば……

●一緒に探してみる
事実でなくても、本人の世界で展開されている物語をまずは受け入れましょう。役者になって一緒に探して。

●忘れもの防止のタグをつける
財布や家の鍵などに、置き忘れや紛失を防止できるスマートタグをつけて。スマホで位置情報も確認できます。

●貴重品の置き場所を話し合う
本人の目にとまりやすい場所を貴重品の保管場所に。「どこに置けばわかりやすい?」と、相談しながら決めます。

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