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何度も同じことを聞き返す、財布が盗まれたと大騒ぎ…【認知症のあるある】対処法とは?

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ゆうゆう編集部

カクテルバーDANBO

人には周囲の雑音をシャットアウトし、自分に必要な情報だけに注意を向ける能力が備わっています。ところがこの店に入ると、不要な声をさえぎることができません。あちこちからヒソヒソと声が聞こえてきます。さまざまな情報に集中力がそがれ、大事なことを聞き漏らしたり忘れてしまったりするのです。

何度も同じことを聞き返す

遠方に住む孫が、シルバーウィークに遊びに来るのを楽しみにしている父。「花子が来るのはいつだったかな?」え!? お父さん、さっきも同じこと聞いてたよ。忘れちゃったの?

たとえば……

●静かな場所に移って伝える
なるべく雑音の少ない場所で、目の前の会話に集中できる環境をつくりましょう。テレビや音楽なども消して。

●ゆっくり話す
何人かで同時に話しかけないようにします。誰が話しているのかがわかるよう、ひとりずつゆっくり話すのが◎。

●紙に書いて見えるところに貼る
「いつ」「どこで」「何が」などの大切な情報は内容を大きく紙に書き、よく目につく場所に貼って“見える化“。

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取材・文/本木頼子
イラスト/稲葉千恵美(オフィスナイス 『認知症世界の歩き方 実践編』より)

※この記事は「ゆうゆう」2025年10月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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