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「ひとりぼっち」の年末年始も怖くない。禅僧・枡野俊明さんが教える「禅」と心の拠り所の作り方

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ゆうゆう編集部

心に問いかけながら自分らしい答えを探す

私たちの人生の旅も同じです。「自分の心」という相棒と手を取り合って、語りかけながら日々を過ごしていけばいいのです。
 
たとえば夜眠る前に、「今日はこんなことがあって楽しかった。ありがとう」と声に出して話しかけてみてはいかがでしょう。あるいは「あのとき自分はこういう行動をとってしまったけれど、あれでよかったのだろうか」と問いかけてみると、「次はこうしたほうがいいね」と自分の中で自然に答えが出てくるかもしれません。ときには「いや、私は悪くなかったよ。気にしなくても大丈夫」と慰めてくれるかもしれませんね。

声に出すのではなく、日記のようなものをつけるのもいいと思います。一日を振り返り、よかったことも悪かったことも書いてみて、検証する。そういう習慣をつけることで「自分の心」はより身近になっていくはずです。

それまで気づかなかった自分の、新たな面を発見することもあるでしょう。この古くて新しい相棒と、どうぞ仲よくなってください。

把手共行——はしゅきょうこう

手をとり合ってともに歩いていくのは
心の奥底にある一点の曇りもない自らの心。
本来の自分は、ずっとそばにいます。

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