植えっぱなしで翌年も咲く!秋植えの小さな球根[8選]でガーデニングがもっと楽しくなる
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光武俊子
球根はコロンとしてかわいらしいイメージですが、じつは直径10㎝を超える大きなものからごく小さなものまであり、形もさまざまです。そのなかでサイズは小さいのに、一度植えると翌年も、うまくいったらずっと長年咲いてくれる小球根の花を紹介します。
コスパ抜群、春を告げる小球根
秋の園芸店やネット通販には、春に咲くさまざまな球根植物が並びます。最も人気があって種類も豊富なのはチューリップの球根。そのなかで直径2㎝ほどと小さな球根が原種系チューリップです。花も小さく、ひょろっとした草姿のものが多いのですが、一般的な園芸品種のチューリップがほぼ1年目しか咲かないのに対して、翌春も開花して値段も手ごろです。
また、秋植えの小球根は、春早くから咲き出すものが目立ちます。クロッカスやスノードロップ(ガランサス)、ミニアイリスなどはまだ雪の残るうちから咲いて、春の訪れを教えてくれる嬉しい存在。小さな花々が足元から春の喜びを謳いあげるようです。
ヒヤシンスやチューリップなどは、球根1球から伸びる花茎が1本だけですが、ムスカリやアネモネなどは小さな球根から何本もの花茎を伸ばします。園芸品種のチューリップが咲くのは1週間ほどなのに対して、これらの球根は次々に花茎を伸ばして長い間咲き続けるのも人気の理由です。
育てやすくてかわいらしい秋植え小球根[8選]
バラエティーに富むバイカラーの品種【原種系チューリップ】
開花期:3月中旬~4月中旬
草丈:15~40㎝
チューリップの原種は中央アジアや北アフリカに150種もあるといわれ、そのうち20種ほどが栽培されています。原種ならではのコンパクトなタイプやバイカラーの花など、バラエティーに富む園芸品種も。小さな球根はナチュラルな雰囲気ですが、密植するとインパクトがあります。
地表から直接顔をのぞかせるアイリス【ミニアイリス】
開花期:2~3月
草丈:10~20㎝
ダッチアイリスによく似た花を地面近くに咲かせる姿がユニークです。群植するとかわいらしく、小鉢仕立てにもぴったり。日当たりがよくて、乾き気味の場所を好みますが、花径が伸び出るまでや休眠してからは日陰でも大丈夫です。紫や青のほか、黄色や複雑な花模様の品種もあります。
