77歳医師がコンビニで朝食を買う時の理想メニューを紹介。ごちそうを食べる際の”時間ルール”も
健康寿命&病気予防の9割は朝メシで決まる!? 77歳・鎌田 實先生の話題の新刊『鎌田式 最強のズボラ朝メシ!』(エクスナレッジ刊)から、先生が毎日実践し、50年かけて調べ上げた朝メシの極意お届けします。第5回は、1人暮らしのコンビニメニューをアドバイス!
▼第4回はこちら▼
>>簡単・安い・おいしい!起きて5分でできる朝メシのモデルメニューとは?【77歳・鎌田 實先生】1人暮らしの高齢者のコンビニメニュー
1人暮らしをしている高齢者のコンビニを利用したモデルメニューを考えてみました。
朝メシがごはん派なら、主食はコンビニで売っているごはんかおにぎり、主菜は焼き塩さけやさばみそ煮、それに温泉たまご(または半熟たまご)もつけて、しっかりたん活(※1)をしましょう。
※1 たん活……たんぱく質をとって筋力低下を防ぐ(第3回の記事を参照)
腸活も意識したいので、発酵食品である納豆やヨーグルトも加えることをおすすめします。
パン派の場合、主食は食パンなどにして、おかずはハムやチーズ、サラダチキン、温泉たまごなどでたん活をします。
飲み物は野菜ジュースや牛乳、カップスープなどで。もちろん腸活のためにヨーグルトも加えましょう。
ごはんを炊くことができるなら、ごはんだけは自炊でもよいですし、パンもトーストできるならそのほうがおいしく食べられます。
自分でできることはやりつつ、できないところはコンビニを上手に活用してはいかがでしょうか。
1人暮らしの若者のコンビニメニュー
高齢者のモデルメニューを紹介しましたが、それより若い人はどんなメニューが考えられるでしょうか。
一般に、高齢者は食に対して保守的です。これに対して、若い世代では食べ物に関して、合理的な考え方を持っている人が増えてきたように思います。
テレビ番組で知り合った若い人は、たん活にプロテイン(たんぱく質の栄養補助食品)を活用しているといっていました。
飲むだけでたんぱく質がとれるので、筋肉を付けたい人や、忙しくて食事が不規則になりがちな人が利用しています。
とにかく時間を節約したいというなら、主食はコンビニのおにぎりかサンドイッチ、たんぱく質はプロテイン、野菜は缶やペットボトル入りの野菜ジュースでも栄養的には十分なわけです。これにヨーグルトが加われば、腸活もできます。
すべてをこのようなメニューにするのは味気ないかもしれませんが、部分的に採用してもよいと思います。
