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物価高は続く見込み。持っているお金「どう使う?」FP・井戸美枝さんに聞く【2026年お金予報】

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横田頼子

2026年、ゆうゆう世代の家計はどうなる!?

物価高が続き、金利も上昇しそうな2026年。「必要な対策をとることは大切ですが、不安ばかり増幅させては生活が楽しめません。心が弾むことを見つけて、段取りよくお金を使いましょう」

インフレ時代の今、ゆうゆう世代にできることは「いかに楽しく、 段取りよく」使うか

人生100年といわれる時代、「先は長い」と思いがちだが、ゆうゆう世代に残された元気に動ける時間は、さほど長くない。

「限られた時間を『インフレで老後資金が足りないかも』『物価がこれ以上、上がったら……』などと、自分ではどうにもできないことで悩むのはもったいない! 心が弾むこと、好きなことだけにお金とエネルギーを向けましょう。年金や資産を楽しく、段取りよく使うにはどうすればいいか、プランを立ててみて」

「子ども・子育て支援金」の導入で健康保険料の負担がアップ

2026年度から少子化・人口減少への対策として、「子ども・子育て支援金制度」が実施される。

「支援制度は、児童手当の拡充、妊娠・出産時の給付金、乳児等のための支援給付など、段階的に充実させる予定です。その財源として、26~28年度にかけて、健康保険料に加入者1人当たり月額450円程度が上乗せに。夫婦2人で、年間1万円程度負担が増えると考えておきましょう」

住宅ローンが残っているなら繰り上げ返済を検討して

変動金利型の住宅ローンを組んでいる人は金利上昇に注意!

「残債が多いなら、貯蓄から老後に必要なお金をとりおき、余剰金があれば少しでも繰り上げ返済をしておくと安心です」

返済の余裕がない人は、家計を見直し貯蓄に励むといい。

「金利は急激には上がらないので、今から少しずつ貯めて、金利上昇のタイミングで繰り上げ返済をすれば返済額の上昇を抑えられます。貯蓄が少ないのに繰り上げ返済をして、『負債はないけど、老後資金もない』という事態は避けて」

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イラスト/あらいのりこ

※この記事は「ゆうゆう」2026年1月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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