和田秀樹さんが語る「“ちょい太め”のほうが元気で長生き」コレステロールの意外な真実
ちょい太め コレステロールは 下げちゃダメ
「ふくよか」という話で、もうひとつ強調しておきたいポイントがあります。
それは「ちょい太め」の人のほうが、元気で長生きということです。
高齢者医療の専門家として、多くの人を診てきた経験からだけでなく、実際の調査データでも、はっきり証明されています。
多くの人は「コレステロールは体に毒」とか「早死にの原因になる」と思い込んでいます。でもそれは“常識のウソ”です。なぜなら現実には、痩せている人のほうが、がんになりやすかったり、早死にしたりしているわけですから。
「コレステロール値が高いと、心筋梗塞や脳梗塞になりやすい」という、医学の定説も、いまでは見直す医師が増えてきました。実際に「コレステロール値を下げたら心筋梗塞の人が増えた」という実態調査があるのです。
コレステロールは、体を構成する大事な要素です。筋肉や血管、内臓などの原材料になるからです。免疫力や体を維持する代謝力にも重大な関わりをもっています。要するに、コレステロールが不足すると、体が弱くなってしまうのです。
しかも幸齢になると、体のなかの「コレステロールをつくる能力」が低下してきます。つまり、不足状態になってしまうのです。幸齢者の肌がカサカサしたり、筋力が低下するのも、こうしたコレステロール不足が一因です。
不足したコレステロールを補うには、食事で摂るしかないのです。
コレステロールを減らせば、痩せて衰える。増やせば、元気で長生きする——。
さて、あなたはどちらがいいでしょう? 私はみなさんに、ちょい太めでも、元気で長生きしてほしい、と願っています。
※この記事は『女80歳の壁』和田秀樹著(幻冬舎刊)の内容をウェブ記事用に再編集したものです。
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