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夏の水やり・草取りを減らしたい人へ。砂利でつくる【グラベルガーデン】の基本とおすすめ植物8選

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光武俊子

グラベルとは砂利のこと。土のかわりに砂利や石を敷き詰めて植栽するのがグラベルガーデンです。暑さが厳しくなっている夏の庭で、水やりや草取りの手間をグッと省けることから、近年注目されています。どんな植物が向いているのかも見てみましょう。

暑さのなかで手間のかからない庭を

グラベルガーデンは砂利や石を敷き詰めるガーデンスタイル。雑草のタネがたっぷり眠っている土壌を砂利でカバーすることで、雑草が生えにくくなるのが一番のメリットです。また、雨の降らない日が続いても土壌が乾きにくくて、水やりの手間が減ります。

温暖化の進む酷暑でも、手間のかからない「ローメンテナンスの庭」として今、注目されているわけです。さらに敷き詰められた砂利や石は背景として、植物のディテールを際立たせる効果もあります。暑さや乾燥に強い植物を植えて、夏も手間なく美しいシーンを楽しみましょう。

夏の水やり・草取りを減らしたい人へ。砂利でつくる【グラベルガーデン】の基本とおすすめ植物8選(画像2)

斑入りのギボウシや銅葉のヒューケラなどによるグラベルガーデン

枯山水の進化形⁉ 多肉植物にぴったり!

グラベルガーデンの画像を見ていると、日本伝統の枯山水の画像がたくさん出てきます。枯山水は石や砂利やコケなどを用いて山や川など、自然の風景を描き出す庭園様式。室町時代に禅宗の僧によって始まりましたが、今も和モダンの庭にとり入れられる、グラベルガーデンの一種といえます。

夏の水やり・草取りを減らしたい人へ。砂利でつくる【グラベルガーデン】の基本とおすすめ植物8選(画像3)

石や砂利、コケなどによる枯山水風ガーデン

また、今グラベルガーデンが注目される理由として、乾燥に強い多肉植物の人気があります。高温多湿の日本で多肉植物を地植えで楽しむには、水はけ(排水性)と通気性がとても重要です。すき間の大きな砂利を用いることで、多肉植物やサボテンを庭で育てやすくなります。

夏の水やり・草取りを減らしたい人へ。砂利でつくる【グラベルガーデン】の基本とおすすめ植物8選(画像4)

グラベルガーデンのセンペルビウム

ここで気になるのがロックガーデンです。砂利より大きな自然石や岩(ロック)を小高く盛り上げて、多肉植物や高山植物のように水はけのよさを好む植物を植栽するスタイル。立体感や石や岩の重厚感によって、山や渓谷などの景色を思わせます。多肉植物はロックガーデンにもぴったりです。

夏の水やり・草取りを減らしたい人へ。砂利でつくる【グラベルガーデン】の基本とおすすめ植物8選(画像5)

ロックガーデンのアガベやエケベリアなど

とはいえ、家庭では大きな規模は望めません。参考になるのは下の写真、ヘアサロンの店先に設けられたロックガーデンです。奥行き50cmほどのスペースに、線形のリーフプランツや多肉植物、ローズマリーなどを植栽しています。しかも、植物はそれぞれ単植の鉢を岩の間に差し込んであり、水やりやコンディションは鉢ごとに管理可能で、おしゃれです。

夏の水やり・草取りを減らしたい人へ。砂利でつくる【グラベルガーデン】の基本とおすすめ植物8選(画像6)

銅葉のコルジリネ、シュロ、ワイヤープランツなど

夏の水やり・草取りを減らしたい人へ。砂利でつくる【グラベルガーデン】の基本とおすすめ植物8選(画像7)

多肉植物のユッカやセネシオ、ツルマサキ、ローズマリーなど*撮影協力:インディーズ・サロンW(高円寺)

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シェードガーデンとは、日陰や半日陰の場所に適した植物を中心に植栽し、明るさの少ないスペースでも美しい景観を楽しめるよう工夫されたガーデニングスタイルのことです。落葉樹の足元や建物の北側など直射日光が届きにくい場所で植栽されることが多く、シダ類やホスタ、アジュガなど葉の色や形に特徴のある植物を組み合わせて、涼やかで落ち着いた雰囲気を演出するのが特徴です。

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ロックガーデンとは、自然の岩石や小石を用いて山地や荒野の風景を再現した庭園スタイルです。起伏を生かし、耐乾性のある植物や多年草、多肉植物を組み合わせることで、美しい景観を演出します。ローメンテナンスで植物が長持ちするため、ガーデニング初心者にもおすすめです。また、場所を選ばず、小規模なスペースでも楽しめるのが魅力の一つです。

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マルチングは、土の表面をワラやバーク(樹皮)チップ、プラスチックフィルムなどで覆うことです。乾燥防止、雑草抑制、土の流出防止、地温調節などの効果があります。

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高山植物とは、標高が1500〜3000メートル前後の高山帯に自生する植物の総称です。強い紫外線、昼夜の気温差、乾燥、強風など、厳しい環境に適応しており、多くは丈が低く、葉が小さく厚いなどの特徴をもちます。日本では、ハクサンイチゲ、チングルマ、コマクサなどが代表的で、高山の短い夏にいっせいに花を咲かせる姿は、登山者の楽しみの一つです。栽培には冷涼な気候と排水性のよい用土が必要で、ロックガーデンなどで育てられることがあります。

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帰化植物とは、もともと海外から導入されたり侵入した植物が、栽培種としてではなく自然界で定着し、自生するようになった(野生化した)ものを指します。ハルジオンやセイタカアワダチソウなどは身近な帰化植物の例です。ガーデニングでは外来種の美しさや丈夫さから人気を集める一方で、一部は野生化して在来植物を圧迫することがあり、問題視されることもあります。こうした植物の由来や性質を理解して用いることで、周囲の自然環境への悪影響を避けながら楽しむことができます。

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多肉植物とは、​乾燥地帯に適応するため、葉や茎、根に水分を貯蔵する組織をもつ植物の総称です。アロエ、エケベリアなどが代表的です。​ぷっくりとした独特の形状や多様な色彩が特徴で、室内外の観賞用として人気があります。

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四季咲き性とは、特定の開花期をもたず、条件が整えば一年に複数回花を咲かせる性質を指します。​バラやベゴニアなどにこの性質をもつ品種があり、長期間花を楽しむことができます。

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切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を途中で切り詰める作業で、植物の形を整えたり、次の花や芽の発生を促す目的で行います。開花後に行うことが多く、風通しをよくし、病害虫の予防にもつながります。

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サボテンとは、乾燥地帯に自生する多肉植物の一種で、多くの品種が葉の代わりにトゲを持ち、茎に水分を蓄えることで過酷な環境でも生き延びる性質を備えています。メキシコや南米原産のものが多く、日本では観賞植物として親しまれており、ユニークな姿や鮮やかな花が魅力です。丈夫で乾燥に強く、水やりの頻度が少なくてすむことから、初心者にも育てやすい植物として人気があります。ただし、過湿や寒さには弱いため、水やりは土が完全に乾いてから行うことや、冬場は暖かい場所に置くなど、基本的な管理を守ることが大切です。鉢植...

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葉焼けとは、植物の葉が強い日差しや高温、乾燥によるストレスで変色したり、茶色く枯れたような状態になったりする現象を指します。夏の直射日光やエアコンの風が原因になることが多く、特に真夏のガーデニングでは注意が必要です。葉焼けを防ぐためには、遮光ネットや葉水で葉を守る対策がおすすめです。また、植える場所や時間帯を考慮して、直射日光が当たりすぎない環境を整えましょう。一度葉焼けしてしまった葉は元の緑色には戻らないため、見つけ次第、枯れた葉を取り除くことも忘れずに。

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落葉樹とは、秋から冬にかけて葉を落とす樹木のことです。紅葉や黄葉を楽しめる種類が多く、サクラ、カエデ、イチョウ、カエデ、イチョウなどがその代表例で、ガーデニングにも人気があります。落葉することで冬場の水分消費を抑えるなど、自然界での適応力もポイントです。

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斑入りとは、白や黄色、クリーム色など、本来の植物の色とは異なる色の模様が入っている状態のことを指します。斑入りの葉の植物は観賞価値が高く、花が咲かない季節でも楽しめますが、日差しが強すぎると、斑の部分が茶色く焼けてしまうことがあります。

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多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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地植えとは、植物を鉢やプランターではなく庭の地面に直接植える方法のことで、根が土中に自由に広がるため株が大きく育ちやすく、水やりや肥料の持ちもよくなるといったメリットがあります。例えばバラや宿根草、樹木類などを長期間育てたい場合に適していて、植えつけの際には土壌の排水性や日当たり、風通しなどを考慮して場所を選ぶことが大切です。

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一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。

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開花とは、植物がつぼみから花を咲かせる現象を指し、植物のライフサイクルの中で繁殖を目的とした重要な段階です。開花には品種ごとの遺伝的要因に加え、温度・日照・水分・肥料などの栽培環境が大きく関係しています。開花の時期や条件を正しく理解することは、ガーデニングにおいて花を美しく咲かせるための基礎知識の一つとなります。

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草丈とは、植物が地面からどのくらいの高さまで育つかを示す言葉で、園芸品種の選定や植えつけ間隔を考えるうえで重要な指標になります。低い草丈の品種は鉢植えや寄せ植えに向き、高い草丈の品種は庭の背景や目隠しとして活躍します。花壇づくりでは草丈のバランスを取ることで、奥行きや見栄えのよいレイアウトに仕上げられます。

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株元とは、植物の茎が地面と接するあたり、根元の部分を指す言葉で、水やりやマルチング、病害虫の発生チェックなど園芸作業の上で注目すべき場所です。特に多年草や樹木では、株元の通気性や湿度が健康維持に大きく関係し、落ち葉や腐葉土のたまり過ぎによって蒸れたり、カビが発生するリスクもあるため注意が必要です。冬越しや剪定後の管理でもポイントになる場所です。

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学名とは、植物や動物を世界共通で呼ぶために使われるラテン語などによる正式な名称で、属名と種小名の組み合わせから成ります。例えばバラの学名は「Rosa hybrida」で、学術的な識別や国際的な情報交換に不可欠です。和名や英名と異なり、学名は重複や誤認が少なく、分類体系に基づいた整理が行われています。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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株とは、地面から芽を出して生長している植物の基本単位を意味し、特に多年草や野菜苗などでよく用いられます。例えば「このラベンダーは大株に育った」といったように、株の大きさや状態は植物の生育具合を示す指標にもなります。ガーデニングでは株分けや株の更新、株元の管理など、長期的な育成を考えるうえで頻出する概念です。

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