ひざが痛くて歩けない…を断ち切る、意外なほど簡単な筋トレ。83歳の健康研究者がすすめる「10回ルール」
「大腿四頭筋」の働きとは?
ひざを安定させ、ひざ軟骨のすり減りを防ぐ
ひざを曲げ伸ばしするたびに、関節にはいろいろな方向から力がかかり、加齢とともに不安定になります。このとき大腿四頭筋の筋肉がしっかりついていれば、ひざが安定して、ひざへの負担が減るので、痛みの予防や改善につながります。
ひざの骨と骨の間には、クッションのような役割をしている軟骨があります。ひざがぐらついたままだと、この軟骨がすり減ってしまい、骨同士が直接こすれ合って痛みが出ます。すり減った軟骨は、元に戻りません。ですから、痛みが出る前、あるいは軽いうちに対策を始めることが大切なのです。
正しい姿勢を維持する
重力に逆らって体を支えるための「抗重力筋」という筋肉があるのですが、大腿四頭筋もその1つです。抗重力筋が弱いと体を支えきれず、ひざが曲がったり腰が落ちたりして、姿勢がくずれやすくなります。こうなるとひざの関節に余計な負担がかかり、痛みが出てしまいます。
大腿四頭筋を鍛えれば、重力に負けずに体を支えることができ、正しい姿勢を保ちやすくなります。
太りにくい体づくりを助ける
筋肉は安静にしているときでも、エネルギーを消費しています。大腿四頭筋のような体の中で一番大きな筋肉が増えれば、それだけ消費するエネルギーも増えます。摂取したエネルギーが効率よく使われるので、余分なエネルギーが脂肪として蓄積しにくくなります。
また、ひざの痛みとは一見関係がないようですが、体重が重すぎると、それだけでひざに大きな負担がかかります。つまり、大腿四頭筋を鍛えて体重をコントロールしやすい体づくりをしておくことが、ひざ痛の予防や改善につながるというわけです。
