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『団地のふたり』キョンキョンの本音が見えた気がしたセリフ「〜年取った甲斐ないじゃん」に共感【第2話】

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柚野木

『団地のふたり』キョンキョンの本音が見えた気がしたセリフ「〜年取った甲斐ないじゃん」に共感【第2話】(画像2)

「団地のふたり」第2話より ©️NHK

「小さい子どもや動物とかの役に立たないとさぁ」

このトラブルは一日では決着がつかず、いったん理事長の家で子猫をあずかることになった。

そしてこのとき、ふたりは春菜ちゃんが子猫を必死で助けようとする姿に、幼なじみの空ちゃんの面影を重ねていた。空ちゃんは、小児がんを患っているさなか、野良猫の命を守ろうと懸命だった。この切ない記憶がノエチとなっちゃんの心をゆさぶっていく。

そこから気合いを入れて飼い主探しを始めるのだが、子猫を救いたいと言い出すときのノエチがかっこいい。「こんな時くらい、小さい子どもや動物とかの役に立たないとさぁ、年取ったかい(甲斐)ないじゃん」

このセリフには、ノエチをこえてキョンキョンの本音までものぞいていたように思えてくる。

すったもんだの末に、子猫はノエチの兄である厚志(アツ兄/杉本哲太)のところで飼われることになった。これなら春菜ちゃんも気軽に会いに行けるから安心だ。

ところで、この兄と妹は、NHK朝ドラ「あまちゃん」では同級生として絶妙の掛け合いをみせてくれた名コンビ。今回も、このふたりのコミカルなやりとりは必見だ。

子猫の問題が一件落着したあと、春菜ちゃんも誘って、ちらし寿司を食べる。春菜ちゃんもご機嫌な様子で、ふたりとの会話がはずむ。そしてふたりは、亡くなった空ちゃんの存在について語り、ときどき一緒にご飯を食べたいと伝える。

このとき、もしも春菜ちゃんに対して少しでも「お母さんがいなくてかわいそう」という感情を抱いていたら、心を開いて話し込むことはなかっただろう。そうではなくて、純粋に春菜ちゃんと一緒にいたいという気持ちが伝わったはず。ここからの彼女たちと春菜ちゃんの交流が楽しみだ。

団地のコミュニティでの出来事には面倒ごともついてくる。でも、見方を変えれば、そこには面白がれるネタがゴロゴロ転がっているかもしれない。少々やっかいなことも、あくまでもお気楽に軽やかに、そして楽しそうに関わっていくふたりの姿を見ていたら、こんなふうに面白がれる力を身につけたいと思えてくる。

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