幹(みき)
植物の幹とは、根と枝葉を結びつける重要な構造で、多くの木本植物で見られます。幹は栄養や水分を根から葉や果実などへ運ぶ役割を果たし、植物の生長を支える土台となります。また、外側の樹皮部分は乾燥や害虫から植物を守るバリアとして機能します。庭木や盆栽においては、幹の形状や太さ、模様などが美しさや樹種の特徴を引き立てる重要な要素となり、観賞の醍醐味ともいえるでしょう。幹の健康状態は植物全体の元気さを象徴するため、日頃から観察を怠らずケアすることが大切です。
関連記事
園芸用語をもっと見る
-
鹿沼土
鹿沼土とは、栃木県鹿沼市周辺で産出される火山性の軽石土です。黄褐色で粒状の形をしており、通気性と排水性に優れています。おもに山野草、盆栽、サツキ、ラン...
-
人工交配
人工交配とは、人為的に異なる植物の花粉を受粉・受精させて、新しい品種を作り出す育種技法の一つです。この方法により、花の色や形、耐病性、生長速度など、目...
-
頭状花序
頭状花序は、花が集まり頭のように見える形の花序のことを指します。キクやタンポポに代表されるこの特徴的な形状は、一つの花のように見える点が魅力的です。実...
-
置き肥
置き肥とは、ゆっくり効くタイプの固形肥料などを植物の根元付近に置いて施す方法、または肥料そのもののことです。水やりのたびに少しずつ肥料成分が溶け出すた...
-
挿し穂
挿し穂とは、挿し木や挿し芽を行う際に使用する植物の枝や茎の部分を指します。健康で勢いのある親株から、病気や虫害のない枝を選び、適切な長さに切り取ったも...
-
亜熱帯
亜熱帯とは、熱帯と温帯の中間に位置する気候帯で、日本では沖縄や奄美大島、小笠原諸島などが該当します。冬でも気温が高く、霜が降りにくいため、熱帯植物や寒...
