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【ガーデニング】植えっぱなしで毎年咲いてくれる【宿根草・多年草】の花で、初夏の庭を彩る

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光武俊子

うつむきがちだけど丈夫なラン【シラン】

原産地:関東以西、中国 草丈:50~70㎝

日本の野山にも生える(自生する)丈夫なランです。晩秋には葉が枯れますが、春に再び芽吹いて開花。鉢植えでも育てやすく、庭先に群れ咲かせるのもおすすめです。一般的な紫色以外に、斑入り葉の白花タイプなどもあります。暑さに強く、寒さには多少弱いものです。

切り花で人気の花を庭でも【アリストロメリア】

原産地:南アメリカ 草丈:40~100㎝

切り花で長く人気でしたが、近年は鉢物や苗も多く出回ります。暑さ寒さにやや弱いとされますが、関東平野部では庭植えで大丈夫。春~夏に咲く一季咲きの品種と、繰り返し長く咲くオーレア種があります。高温多湿や低温で地上部が枯れても、また生育する可能性が。

番外 葉の美しさが魅力【ギボウシ(ホスタ)】

原産地:日本をふくむ東アジア 草丈:20~120㎝

日本の山野などに生える原種が欧米で改良され、青みを帯びたり黄緑色、斑入りやウェーブがかるものなど、多彩な園芸品種が逆輸入されています。薄紫色などの花も咲かせますが、葉の美しさこそ魅力。初夏~秋に咲く宿根草の花々を引き立てる存在として利用できます。

ギボウシの花。

アスチルベの花と。

宿根草はお手入れしすぎなくてOK!

宿根草は一年草の草花より価格はやや高めですが、何年も育てられるのでコスパは悪くありません。買ってきた苗はすでに根がみっしり張っていることが多いので、鉢や庭に早めに植えつけましょう。根がさらに伸びることで株がよく育ち、花もたくさん咲きます。

鉢植えは表土がよく乾いてから、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水やりします。水切れさせたり、用土がずっと湿っていると株は弱りますから、乾湿のリズムを大切に。庭植えでは植えつけ直後をのぞいて、よほど乾燥が続かない限り水やりの必要はありません。

花が終わったり、株姿が乱れたら切り戻すと、二番花が咲いたり風通しがよくなります。花後に緩効性の肥料をお礼肥えとして与えてもよいですが、マストではありません。宿根草はあまり過保護にしなくて大丈夫。肥料を好む種類かどうか調べてみましょう。

鉢植えは2年くらいしたら植え替えすることで、新たな根が伸びて元気になります。庭植えもあまり込みすぎたら、株分けしてリフレッシュさせます。宿根草のお手入れはこのくらいです。あまり手をかけなくても長く栽培できるのが、魅力のひとつです。

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