【にんにく】の保存方法の正解。スカスカにさせないポイントは?
にんにくを使おうと思ったら、スカスカにしぼんでいてがっかり……という経験はありませんか。料理研究家の沼津りえさんに上手な保存方法を教わりましょう。にんにくに含まれるねぎ類特有の硫黄化合物は、ビタミンB1と結合することによって疲労回復効果を高めます。薬効が強いため、生のまま食べすぎるのはNGです。
常温・冷蔵・冷凍で保存方法は同じ
冷凍にんにくの解凍方法
冷凍のまま使用可能です。冷凍室から出したらすぐに使いましょう。しばらくおいておくと、水っぽくなって、香りが逃げてしまいます。
冷凍したんにくは、少しやわらかくなりますが、調理に使用するには問題ありません。刻んで冷凍していたにんにくも、油で炒めると疲労回復効果がよりいっそうアップします。
芽が出ても大丈夫?
にんにくの芽は毒ではないので、食べても問題ありません。かたいので、刻んで食べるようにしましょう。
にんにくのしょうゆ漬け
材料と作り方(作りやすい分量)
①にんにく1個は根を切り落として皮をむき、保存びんに入れる。
②にんにくがつかるくらいまでしょうゆを注ぎ入れる。保存期間は冷蔵で1〜2カ月が目安。しょうゆは調味料として、にんにくは刻んで薬味として使える。
にんにくのオイル漬け
材料と作り方(作りやすい分量)
①にんにく1個はみじん切りにする。
②保存びんに、①を入れ、基本のオイル床(作り方は下記を参照)を注ぎ入れ、まぜる。冷蔵室で1日以上おく。
にんにくのオイル漬けの保存期間は冷蔵で1〜2カ月が目安。
オイル床
油(オリーブ油など好みのもの)…1/2カップ
塩…小さじ1/4
粒黒こしょう…8粒くらい
材料をよくまぜ合わせる。
天日干しで保存も
芯をとり、薄切りにして天日干しにし、カリカリに乾燥させます。乾燥後は素揚げにすると美味!
保存期間は半年ほどです。
※この記事は『食材保存大全』沼津りえ著(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。
※2022年10月21日に配信した記事を再編集しています。
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