私らしく生きる 50代からの大人世代へ

人気記事ランキング 連載・特集

健康寿命を延ばすためには【歩行速度】が大事! 足の専門医がアドバイス

公開日

更新日

ゆうゆう編集部

「歩くことが健康寿命を延ばす近道」と話すのは足の総合病院・下北沢病院理事長の久道勝也さん。より健康寿命を延ばすには「歩行速度が大事」とも。足の筋肉を鍛えるトレーニング方法や爪の切り方とともにご紹介します。

こちらもあわせてどうぞ。50代以降は【アキレス腱伸ばし】で歩く力をキープ! 足の専門医がアドバイス

<お話を伺ったのは>
医師・下北沢病院理事長
久道勝也さん

ひさみち・かつや●1964年静岡県生まれ。93年獨協医科大学卒業、同年に順天堂大学皮膚科入局。2007年ジョンズ・ホプキンス大学客員助教授。14年よりロート製薬研究開発本部執行役員。19年同社チーフメディカルオフィサー(CMO:最高医学責任者)に就任。16年、日本唯一の足の総合病院として下北沢病院を設立。同院の理事長・医師を兼務、現在に至る。

『新しい「足」のトリセツ』

下北沢病院医師団/著 日経BP社

日本で唯一の「足」の総合病院である下北沢病院の医師たちが、”アキレス腱伸ばし”など、長く歩き続けるために役立つ「足」のトリセツ(取扱説明書)をまとめた一冊。

健康寿命を延ばすためには「歩行速度」が大事

「キビキビ歩く人ほど長寿」という調査結果も。自分のペースを大切に、足をいたわりながら歩き続けることが健康的な毎日につながる。

けがやひざの負担に注意しまずは「少し速く」歩く

イギリスで47万5000人を対象に行われた大規模調査から、寿命と関連性が高いのは肥満度や筋力よりも「歩行速度」だとわかった。

「『キビキビ歩く』と自己申告した人たちは、女性の寿命が平均86・7~87・8歳と圧倒的に長寿でした」

日本の調査では、中等度以上の強さの運動を1日20分行うと慢性疾患が予防できるという結果も。

「1日8000歩が目安。そのうち20分は『いつもより少しキビキビ歩く』を意識して。80歳で20分歩ける足が理想ですが、けがをしないよう、無理なく行うことが大切です」

この記事の執筆者

PICK UP 編集部ピックアップ