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【ガーデニング】素敵なバラ庭を目ざし、つるバラをきれいに誘引!

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吉原美奈子

【ガーデニング】素敵なバラ庭を目ざし、つるバラをきれいに誘引!

ピンクの小花が降るようなロマンチックな景色。つるバラは枝先を上に向けて誘引するのが基本ですが、ランブラーローズなどの細枝のバラは、枝垂れさせても咲きます。よく伸びるので大型のパーゴラ向き。

アーチや壁につるバラが絡まる庭って素敵だと思いませんか? 以前、筆者はイギリスのコッツウォルズ地方の古い家のドアに這うつるバラを見て、その景色の美しさに衝撃を受けたことがあります。構造物とのマッチングで印象的なシーンを作れるのが、つるバラの大きなメリット。基本を押さえてつるバラで遊びましょう。

★前回はこちら★

【ガーデニング】2月下旬から冬剪定の作業スタート!バラを若返らせ、よい花を咲かせる
【ガーデニング】素敵なバラ庭を目ざし、つるバラをきれいに誘引!(画像2)

イギリスの一般家庭の庭です。中央に芝生を敷き、小輪のつるバラのアーチを設け、足元にもコンパクトシュラブのバラを。バラは白系で統一し、宿根草のブルーでほんの少し色を添えています。

【ガーデニング】素敵なバラ庭を目ざし、つるバラをきれいに誘引!(画像3)

木のフェンスに絡む小~中輪の白いバラ。まるで野生のバラが自然に生えてきたような情景を作り出しています。‘プロスペリティ’、‘シティ オブ ヨーク’、‘淡雪’などでも似たシーンが作れます。

つるバラの剪定、誘引の基本とは

剪定

剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

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とは不要な枝を切って株姿を整えることで、誘引

誘引とは、植物の枝やつるを支柱やフェンスに沿って結びつけ、形を整えたり、日当たりをよくしたりする作業です。生長に合わせて、ひもなどでやさしく固定します。見た目を美しくするだけでなく、花つきや収穫量にも影響します。

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とは枝をアーチやトレリス

トレリスとは、格子状に組んだ木や金属の支柱で、つる性植物を這わせるために設置される構造物です。クレマチスやバラなどの仕立てに使われ、立体的な演出やスペースの有効活用に役立ちます。庭やベランダに設置することで、植物の生長をサポートするだけでなく、景観のアクセントとしても優れた役割を果たします。

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などの構造物に這わせることを言います。つるバラは枝が伸びるバラですから自立はできず、構造物を支えにしないといけません。

その性質を生かして、枝をじょうずに誘引

誘引とは、植物の枝やつるを支柱やフェンスに沿って結びつけ、形を整えたり、日当たりをよくしたりする作業です。生長に合わせて、ひもなどでやさしく固定します。見た目を美しくするだけでなく、花つきや収穫量にも影響します。

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すると素晴らしい景色を作ることができます。つるバラを仕立てることはバラ育ての醍醐味ともいえるでしょう。つるバラはアーチなどの構造物と一体で考える必要があり、構造物に合わせた誘引

誘引とは、植物の枝やつるを支柱やフェンスに沿って結びつけ、形を整えたり、日当たりをよくしたりする作業です。生長に合わせて、ひもなどでやさしく固定します。見た目を美しくするだけでなく、花つきや収穫量にも影響します。

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を行います。

【ガーデニング】素敵なバラ庭を目ざし、つるバラをきれいに誘引!(画像4)

イングリッシュローズの‘ジェームズ ギャルウェイ’をアーチに這わせた例。植えつけて1、2年ほどでしょうか、あと1年でアーチが完成しそうです。パウダリーな色とフリルをおびた花弁が特徴。

また、つるバラは品種

品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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によって株元からシュート

シュートとは、植物の株元や枝から伸びる新しい枝のことを指します。​特にバラでは、勢いよく出た新しい枝は将来の主枝となる重要な枝であり、適切な管理が必要です。

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が出やすいもの、出にくいものがあります。植えつけて3年くらいまでは、ほとんどの品種

品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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シュート

シュートとは、植物の株元や枝から伸びる新しい枝のことを指します。​特にバラでは、勢いよく出た新しい枝は将来の主枝となる重要な枝であり、適切な管理が必要です。

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が伸びるので、冬に留めていた枝をバラバラにはずして剪定

剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

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し、枝を留めなおします。

4年目以降のつるバラで、適切に管理していても株元からシュート

シュートとは、植物の株元や枝から伸びる新しい枝のことを指します。​特にバラでは、勢いよく出た新しい枝は将来の主枝となる重要な枝であり、適切な管理が必要です。

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が出ないような品種

品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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は毎年、枝をはずす必要はありません。枝先を切り、バランスを見て留めなおす程度で大丈夫です。

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ドイツのバラで、‘アフタヌーン ディライト’の名がありますが、日本では未入荷のようです。花弁を折りたたんだようなロゼット咲きで、花びらの造形に見入ってしまいます。

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枝が伸びる余地を残し、バランスよく誘引

枝を構造物からはずしたら、枯れ枝や古枝を付け根から切りとります。古い枝でも途中からよい枝が伸びている場合は切らずに残します。ただしよい枝がたくさんあって構造物に収まりきれない場合は切りとります。

注意しておきたいのは、枝が多すぎて収めるのに苦労するというのは構造物とつるバラのマッチングが良くないということ。伸びすぎるようなバラは大きな壁面やフェンス沿い、大型のパーゴラ

パーゴラとは、庭やテラスに設置される棚のことで、つる性植物を絡ませるために使われます。柱と、屋根の部分には横木などが添えられます。バラやクレマチス、フジなどを立体的に育てることができ、日陰をつくる涼しげな空間としても人気です。庭に奥行きや立体感を出したいときにも効果的です。

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などに誘引

誘引とは、植物の枝やつるを支柱やフェンスに沿って結びつけ、形を整えたり、日当たりをよくしたりする作業です。生長に合わせて、ひもなどでやさしく固定します。見た目を美しくするだけでなく、花つきや収穫量にも影響します。

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してやるのがよいでしょう。

家庭用のアーチにはショートクライマーと呼ばれる、伸長2.5mくらいの種類か半つる性のバラが適します。

残した枝に葉がついていたら手でとり除き、構造物に新たに這わせていきます。一カ所に枝が固まったりしないよう、全体のバランスを見ながら斜め上に向けて枝をビニタイなどで留め付けます。

3月中旬からは芽がぐんぐん生長するので、構造物の上部はその分のスペースを開けておくのがよいでしょう。

PICK UP 編集部ピックアップ

オベリスクとは、園芸用の支柱の一種で、円柱状や四角柱状の塔のような形をしたものです。おもにバラやクレマチスなどのつる植物を誘引し、美しく仕立てるために使用されます。オベリスクを利用することで、植物を立体的に見せることができ、庭やベランダのアクセントとしても活用されます。

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