ショコラさんの食費の10の工夫。物価高のいま、日用品はどうしてる?
④ ほうれんそうが高いときは小松菜を
「私がよく買う野菜は、トマトや小松菜、青梗菜。ほうれんそうは高いからちょっと敬遠しています。小松菜のほうが安くて、鉄分などの栄養も満点だから優秀です」
⑤ 肉なら鶏肉か豚の薄切り。卵は1日1~2個
「昔は鶏肉が安くて庶民の味方でしたけど、最近は高くなって……。とはいえ、肉も食べないと栄養バランスが悪くなるので、たんぱく質の供給源として鶏肉や豚の薄切り肉を少量パックで買っています。豚肉は、疲労回復にいいビタミンB1が含まれているし、調理法がいろいろあるから便利ですね。残ったら、翌日別の調理法にして食べきります。
卵も1日1~2個食べています。夕食にコンビーフと卵のピカタを作ったり。さばやアジの開き、厚揚げやカニカマ、ちくわなどの練り物も手軽にたんぱく質を補えるのでよく買う食材です」
⑥ 食品や日用品はPB商品を活用
ショコラさんがよく利用しているのがスーパーなどのプライベートブランド(PB)です。
「食品や雑貨などのPB商品は、一般小売品の2~3割は安いと思います。西友のPB商品には“みなさまのお墨付き”や“きほんのき”、イオン系の小型スーパー、まいばすけっとにはイオンのPB“トップバリュ”がありますね。冷凍うどんやぎょうざ、冷凍ブロッコリーもPBがお得です。
洗濯用の洗剤は、お気に入りのメーカーがあって譲れないのですが、ウール用洗剤やお風呂用洗剤、クレンザー、カビ取り剤などは、もっぱらPB品を使っています。使い心地はメーカー品と遜色ないと思います」
⑦ ダイソーの100均調味料もお助けグッズ
最近では、オリーブオイルやサラダ油も著しく値上がりしています。
「ギリシャ製のオリーブオイルなどは、ダイソーの100均ミニボトルを使っています。100円だと気軽に使えるし、プラスチックの容器だから捨てやすいですね。ミニボトルだから、風味のよいフレッシュなうちに使い切れます。
残念なのは、ダイソーのキャノーラ油とマヨネーズがなくなったこと。油が急騰したときに消えてしまってショックでした。仕方なく、スーパーで一番小さいボトルを買っています」
⑧ 食べたいものを「おいしい!」と感じる食生活に
節約しつつも食生活で大切にしていることがある、とショコラさん。
「食べたいな、と思っているものを、おいしい!と思って食べるのが一番体にいいと思っています。添加物などを気にしすぎて、食べたいものを我慢したり、義務的に食べたりするのはストレスになるでしょう? 食べたときのおいしさや満足感が脳にちゃんと働いて、体の栄養になるような気がするの。
レトルトカレーや冷凍ぎょうざ、冷凍パスタなども食べますよ。ただ、栄養のバランスは考えて、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、カルシウムが不足しないように気をつけています」
⑨ 日課のチョコは100円以下のPB品を
「節約はしていても、食費は予算ギリギリの2万円近く使ってしまいますね。お菓子を買うのも一因かしら?」というほど、甘いものに目がないといいます。
「特にチョコレートが大好きで、ブログのハンドルネームにもなっているほどの必需品です。夕食後のチョコは数十年来のお楽しみなの」
お菓子に関しては、節約マインドも少し甘くなるようです。
「それでも、毎日食べる板チョコは1枚90円くらいのPB商品(イオン・トップバリュのピュアチョコレート ミルク)にしています。ユウカの「ティラミスチョコレート」や、ロッテの「ラミー」もお気に入り。チョコレート専門店に行くのは特別な日だけですね」
反対に控えめにしているお菓子もあるとか。
「スーパーで100円のエクレアとかシュークリームを見つけると、以前は100円だからまあいいか、とよく買っていましたが、最近はあまりカゴに入れなくなりました」
⑩ 食費2万円をオーバーしそうになったら
「食費の残金があと2000円! なのに、まだ5日間もやりくりしなければならない、ということもあるんです」
そんなときはどうしているのでしょう。
「5本100円以下のちくわをかば焼きにしたり、買い置きの冷凍パスタや冷凍うどんと残り野菜を使って麺料理にしたり。工夫すれば何とかなるものですね」