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【ガーデニング】春の新たな主役 ラナンキュラスを咲かせよう!十二単を思わせる花弁の重ね

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光武俊子

幾重ものゴージャスな花びら、バリエーション豊かな花色、優雅に開く花姿……。切り花で人気を誇るラナンキュラスは、まさにレディを思わせる麗しさです。ガーデニングではあまり馴染みがないかもしれませんが、話題の多年草

多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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タイプもふくめて、庭やベランダで咲かせてみませんか。

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ラナンキュラスはどんな花

ラナンキュラスは和名をキンポウゲといい、地中海沿岸のヨーロッパ南東部や中近東に自生する球根植物。約500種の仲間があるラナンキュラス属のなかで、ラナンキュラス・アシアティクス(ハナキンポウゲ)という原種

原種とは、交配などで改良された植物の親や祖先にあたる種のことです。人間の手による品種改良や交配が行われていない、自然のままの状態で存在する野生種のことを指します。

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から改良された園芸品種

品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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をおもにラナンキュラスと呼んでいます。

この原種

原種とは、交配などで改良された植物の親や祖先にあたる種のことです。人間の手による品種改良や交配が行われていない、自然のままの状態で存在する野生種のことを指します。

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は十字軍の時代に中東からヨーロッパにもたらされ、トルコで育成された八重咲き

八重咲きとは、花びらがたくさん重なって咲く花のことです。通常の花よりも華やかでボリュームがあり、豪華な印象を与えます。バラ、ダリアなど、多くの植物に八重咲きの品種があります。

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品種

品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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も16世紀ごろにヨーロッパへ伝来。さらなる品種

品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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改良によって現在の園芸品種

品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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の原形が誕生しました。日本でラナンキュラスが知られるようになったのは1960年年代。アメリカで育種された品種

品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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をもとに、‘ビクトリア・ストレイン’や‘ドリーマー’という巨大輪が日本で誕生してからです。

いまは花弁の中心が緑色を帯びるタイプや、花弁の縁が彩られる覆輪タイプなど、多彩な品種

品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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がラインナップ。ラナンキュラスとはラテン語で「小さなカエル」の意味で、大きな切れ込みのある葉の形に由来するといわれます。草丈30~50㎝で、3~5月に開花。夏は休眠する秋植え球根です。

芽出しポット苗を育ててみよう

本来は秋に球根を植えつけますが、プロの生産者が植えたポット苗が3月に出回ります。すでに開花している株もあるので、これを鉢や庭に植えると5月ごろまでつぎつぎに花が咲きあがり、手軽に楽しめるのでおすすめです。

買ってきたポット苗は根鉢

根鉢とは、鉢植えの植物を鉢から抜いたときに、土と根がかたまりになっている部分のことを指します。

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をくずさないで、ひとまわり大きな鉢などに一般的な培養土

培養土とは、植物を育てるために使う土のことです。数種類の土がブレンドされた市販の培養土は、通気性、保水性、排水性、養分のバランスがよく、初心者でも失敗なく植物を育てられます。植物の種類(花、野菜、多肉植物など)ごとに専用の培養土も市販されています。

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緩効性肥料

緩効性肥料とは、肥料成分がゆっくりと土壌中に溶け出し、長期間にわたって植物に栄養を供給するタイプの肥料です。追肥、元肥のいずれにも使用され、施肥の手間を減らすことができます。

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をくわえて植えつけます。水はけよく栄養豊かな土を好むため、庭に植える場合は腐葉土をすき込み、酸性を中和する有機石灰と緩効性化成肥料を規定量施してから植えましょう。

秋に植える球根は乾燥した状態です。そのまま植えて水やりすると急激に吸水した球根が腐りやすいので、湿らせたバーミキュライト

バーミキュライトは、加熱処理された蛭石(ひるいし)という鉱物で、非常に軽く、保水性、通気性、保肥性に優れており、タネまきの土などとしてよく使われます。

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という園芸用土

用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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に埋めるか、濡らしたキッチンペーパーなどに包んでビニール袋に入れ、3日ほどかけて吸水させます。その後に鉢や庭に植えつけるのが日本では一般的な方法です。
バーミキュライト

バーミキュライトは、加熱処理された蛭石(ひるいし)という鉱物で、非常に軽く、保水性、通気性、保肥性に優れており、タネまきの土などとしてよく使われます。

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:鉱物由来で通気性や保水性の高い用土

用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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【ガーデニング】春の新たな主役 ラナンキュラスを咲かせよう!十二単を思わせる花弁の重ね(画像5)

乾燥している市販の球根

ただ、今回調べてみると、欧米では乾燥している市販の球根を常温の水に3~4時間浸して吸水させ、ふくらんだ球根を植えつけるようです。これは試したことがありませんが、だいぶ手っ取り早いですね。いずれにしろ球根から栽培するより、ビギナーさんは春に芽出し苗を植えるのが安全でしょう。

PICK UP 編集部ピックアップ

グラウンドカバーとは、地表を這うように広がり、地面を覆う植物を指します。クリーピングタイム、シバザクラなどが代表的で、雑草の抑制や土壌の乾燥防止、美観の向上に役立ちます。

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マルチングは、土の表面をワラやバーク(樹皮)チップ、プラスチックフィルムなどで覆うことです。乾燥防止、雑草抑制、土の流出防止、地温調節などの効果があります。

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夏越しとは、暑さに弱い植物を夏の高温や強い日差しから守り、元気な状態で夏を乗り切らせる管理のことです。鉢を日陰に移動する、風通しをよくする、水やりを工夫するなどの対策が必要です。

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冬越しとは、寒さに弱い植物を冬の寒さや霜から守って生き延びさせるための管理方法です。屋外に置いている鉢植えを室内に取り込んだり、花壇の土の表面にワラや落ち葉などを敷き詰めたりします。

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