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アフター更年期は急激に体重を減らすのはNG!ではやせ体質になるポイントは?

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浜中聡子

久しぶりに会った友人と、おいしいものを食べたい。でも最近、ただでさえ太りやすくなってるし……と心配をしている方、大丈夫です。アフター更年期の体重管理法について、クレアージュ エイジングケアクリニック総院長の浜中聡子さんに教わりましょう。

★アフター更年期の記事はこちら★

「アフター更年期」とは?過ごし方を浜中聡子先生がアドバイス

2日単位でバランスをとる

おいしいものを自由に食べられる幸せ。当たり前のことが、とても大切で愛おしく感じられる今日このごろです。

久しぶりに会う友人とのランチ、家族との外食、旅行先で食べる名物……。日常をちょっと離れてテンションが上がっているときは、「今日は特別だから」と、つい過食になりがち。

でも、心配しなくても大丈夫です。もし食べすぎたら、翌日はカロリー少なめの粗食にしてバランスをとればいいのです。早めのリセットで、脂肪細胞がつくのを防ぎましょう。

ただし、注意したいのは、早目にリセットすることです。アフター更年期の方たちは、1週間後にリセットすればいい……というわけにはいきません。なぜなら脂肪細胞は、1個が2個、2個が4個、4個が8個、8個が16個と細胞分裂して、ねずみ算式に増えていくから。

この脂肪を落とそうとすると、1個ずつつぶすしかないので、増えるときよりも何倍も時間がかかってしまいます。

そこで、とり過ぎたエネルギーは翌日減らす、を基本にしましょう。足りなかった栄養は、翌日多めにとる。2日単位でバランスをとっていくと、軌道修正しやすくなります。アフター更年期は、高エネルギー食に慣れてしまわなければOKです。

急激に体重を減らすのはNG

「うっかりして高エネルギー食が続いてしまい、気づいたら体重が……」そんなときは、どうしたらいいでしょう。

そんなときも、急激に体重を減らしてはいけません!

アフター更年期の人は、すでに複数のダイエット経験があるかもしれません。アフター更年期に限らずですが、体重を急激に減らそうとすると、まずダイエットは成功しません。

食事を減らして急激な減量をすると、必ず飢餓状態がやってきます。けれども体は飢餓状態に入っても生き延びられるようにできているので、やせにくくなってしまうのです。

食べなくてもやせにくいという状態で、空腹に耐えきれずに食べてしまうと、どんどん吸収されてかえって太ってしまいます

アフター更年期のBMIの目標は22

ダイエットを始めるなら、まず、体重の5%以内の減量を目標にすることがおすすめです。

体重が60Kgの人なら、1カ月で−3Kgを目指して、減量後はそれをキープするように努力しましょう。それ以上の減量はリバウンドしやすく、リバウンドを繰り返せば繰り返すほど、やせにくい体になってしまいます。

食事制限で摂取エネルギーを減らし、適度なウォーキングなどで有酸素運動を採り入れて、代謝効率を上げるとより効果的です。

肥満指数を知る目安となるBMI(ボディ・マス・インデックス)の値を、体重コントロールの参考にしてみてください。

BMI=体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m)

BMIが25以上なら肥満、22〜24が適性体重といわれていますが、アフター更年期の女性は22を目標にしましょう。

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