記事ランキング マンガ 連載・特集

【ガーデニング】ノスタルジックな気分にひたる夏の花8選

公開日

更新日

光武俊子

よくふえるコレオプシスの仲間【ハルシャギク】

開花期:6~8月
草丈:30~80㎝

細い羽状の葉に、黄色と朱赤のバイカラーの花が咲き、その様子からジャノメギクなどと呼ばれます。風に揺れる軽やかな姿が愛される一年草で、明治初期に渡来した帰化植物。こぼれダネからもよくふえ、ふえすぎて駆除の対象になっているオオキンケイギクの仲間です。

近年はカラーリーフで人気【カンナ】

開花期:6~10月
草丈:50~180㎝

大きな葉を茂らせ、炎天下で華やかな花を咲かせます。かつては駅のホームなどでよく見られました。冬は地上部が枯れますが、春には芽を出してまたのびのび育ちます。近年は花よりも斑入り銅葉のカラーリーフとして人気が高く、コンパクトな園芸品種が流通します。

ドーム状に小花を集める【ビジョナデシコ】

開花期:5~8月上旬
草丈:30~50㎝

日本にはカワラナデシコなど、原種のナデシコが4種あるものの、昭和の庭ではビジョナデシコと呼ばれるアメリカ原産のダイアンサスがよく咲いていました。赤やピンクに白の縁取りが入る花弁がかわいらしく、小さな花ながらドーム状に集まって存在感があります。

タネを飛ばすのが楽しい【ホウセンカ】

開花期:6~9月
草丈:30~50㎝

ツリフネソウ科の特徴的な花をいくつも花茎に咲かせます。赤や白にピンクや紫色と華やかな花は、学校の花壇や公園の植え込みでよく見かけませんでしたか? 昭和の子どもには、花後にできる果実がちょっと触れると弾けてタネを飛ばす様子がおもしろかったものです。

入手はちょっと難しいかもしれませんが

今回ご紹介した草花は残念ながら、いまでは苗もタネもあまり流通していません。インターネットの通販サイトやメルカリなどでのほうが入手できる可能性があります。ただ、タチアオイやカンナなどは、品種改良されたものがいまでも人気です。

昭和の花は、案外と厳しい暑さにも太刀打ちできる強さを秘めているようにも思います。気になる花がありましたら、育ててみてはいかがでしょうか。

★あわせて読みたい★

【ガーデニング】夏を代表する花「ヒマワリ」 分枝して咲き続けるタイプや多年草も 【ガーデニング】真夏の水やりのポイントは?知っておきたい、水切れさせた鉢植えのレスキュー 【ガーデニング】暑さに強い多年草8選で、今年の猛暑を乗り切ろう

グラウンドカバーとは、地表を這うように広がり、地面を覆う植物を指します。クリーピングタイム、シバザクラなどが代表的で、雑草の抑制や土壌の乾燥防止、美観の向上に役立ちます。

詳細を見る

こぼれダネとは、実ったタネが自然に地面に落ちたものを指します。こぼれダネが翌年芽吹き、花を咲かせることもあります。ジャーマンカモマイルなどに見られ、手をかけずに自然にふやせるメリットがあります。

詳細を見る

観葉植物とは、花よりも葉の形や色、質感の美しさを楽しむことを目的とした植物の総称です。モンステラ、ポトス、カラテアなどが代表的で、インテリアグリーンとして人気があります。育てやすく空間に潤いを与えるため、初心者からベテランまで幅広い層に愛されていますが、室内管理には日照・温度・湿度・空気の流れなど、繊細な配慮が必要です。身近に置いて葉の表情を見て、植物と会話する感覚が味わえるのも魅力の一つです。

詳細を見る

八重咲きとは、花びらがたくさん重なって咲く花のことです。通常の花よりも華やかでボリュームがあり、豪華な印象を与えます。バラ、ダリアなど、多くの植物に八重咲きの品種があります。

詳細を見る

斑入りとは、白や黄色、クリーム色など、本来の植物の色とは異なる色の模様が入っている状態のことを指します。斑入りの葉の植物は観賞価値が高く、花が咲かない季節でも楽しめますが、日差しが強すぎると、斑の部分が茶色く焼けてしまうことがあります。

詳細を見る

多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

詳細を見る

一日花とは、咲いてから1日でしぼんでしまう花のことをいいます。アサガオやムクゲ、ヘメロカリスなどが代表的です。短命ではありますが、毎日次々と咲くことで長期間楽しめるのが特徴です。花の美しさを朝のうちに観賞して、咲き終わった花をこまめに摘み取ることで、株全体を美しく保つことができます。

詳細を見る

一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。

詳細を見る

銅葉とは、植物の葉の色が銅のような赤茶色やブロンズ色を帯びた種類のことを指します。この独特の色合いは庭や鉢植えでアクセントとして活躍し、彩り豊かなガーデニングにおいて人気です。例えば、ヒューケラやコルジリネなど、一年中その美しさを楽しめる銅葉植物が多くあります。また、銅葉と緑の葉を組み合わせた配置も視覚的に非常に魅力的です。ガーデニング初心者にも育てやすい品種が豊富なのもポイントです。

詳細を見る

花弁とは、一般に「花びら」と呼ばれる部分で、花の中でも最も視覚的に目立つ構造です。昆虫を引き寄せるための鮮やかな色や形、香りを備えており、園芸植物ではこの花弁の特徴が観賞価値に直結します。八重咲きや一重咲きの違いも花弁の枚数に関係しており、育種や品種改良ではこの部分の改良が重点的に行われます。雨や暑さで傷みやすいため、花弁の丈夫さもガーデナーには重要なポイントです。

詳細を見る

球根とは、植物の栄養を蓄えた地下の器官で、翌年の発芽や開花に必要なエネルギーを蓄える役割を持ちます。チューリップやヒヤシンス、ユリなどが代表的な球根植物で、秋に植えて春に咲く秋植え球根、春に植えて夏に咲く春植え球根などに分類されます。球根は植え方や植えつけ時期、水はけのよい土などの条件を整えることで、毎年美しい花を咲かせることができます。

詳細を見る

果実とは、花が受粉・受精した後に子房などの部分が変化してできる構造で、植物が種子を守りながら分布させるための重要な器官です。トマトやリンゴのように肉厚で食用になる果実もあれば、タンポポのように乾燥して風に乗るものなど、形や機能は多岐にわたります。果実の成熟過程や構造の違いは植物の分類学においても重要な手がかりとされています。

詳細を見る

品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

詳細を見る

原種とは、交配などで改良された植物の親や祖先にあたる種のことです。人間の手による品種改良や交配が行われていない、自然のままの状態で存在する野生種のことを指します。

詳細を見る
画面トップへ移動