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【中学・高校受験】突然の進学校への路線変更、職員と生徒のパニックの先にあるものとは?

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ゆうゆうtime編集部

授業の一変に戸惑う生徒たち

教員たちの一応の賛同を得て、新学期からほどなく、新たなカリキュラムがスタートしました。

教室の壁に貼り直されたのは、7限まで延びた新しい時間割。

「何これ? 授業が終わるの、いったい何時やねん!」

「先生、俺らに何をさせようとしてるんや!」

生徒たちは、あ然、茫然。どのクラスも、軽いパニック状態でした。

多くの生徒にとって、西大和学園はどこにでもある中堅的な私学という認識でした。スポーツもやり、勉強もやり、すべて、ほどほどに頑張ればいいというイメージです。ところが、楽しい夏休みを過ごして登校してみたら、いきなり何もかもが変わっている。これでは、戸惑うなと言うほうが無理でしょう。

そもそも、「大学進学」という目標自体にピンと来ていない生徒もたくさんいました。

【3回目に続きます】

※この記事は『なぜ田舎の無名高校が東大、京大合格トップ進学校になれたのか 西大和学園の躍進』田野瀬良太郎 著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

監修者

学校法人西大和学園会長

田野瀬良太郎

たのせ・りょうたろう●昭和18年10月31日生まれ。奈良県五條市出身。名古屋工業大学卒。大学時代に1年間アルバイトをしながら、ロシアからヨーロッパ、中近東、東南アジアなど33か国を歴訪。これを機に政治の道を志し、昭和48年五條市議会議員初当選。その後、奈良県議会議員、衆議院議員に当選し、自治政務次官、財務副大臣、自民党文部科学部会長、自民党三役・総務会長(第48代)を務める。議員活動を始めてまもなく、教育は政治上の最重要課題であると痛感し、実践として昭和56年になかよし保育園を開園。その後、西大和学園高等学校・中学校、西大和学園カリフォルニア校、白鳳女子短期大学を設立し、平成26年4月に大和大学を開学し、学長に就任。学校法人西大和学園会長。

たのせ・りょうたろう●昭和18年10月31日生まれ。奈良県五條市出身。名古屋工業大学卒。大学時代に1年間アルバイトをしながら、ロシアからヨーロッパ、中近東、東南アジアなど33か国を歴訪。これを機に政治の道を志し、昭和48年五條市議会議員初当選。その後、奈良県議会議員、衆議院議員に当選し、自治政務次官、財務副大臣、自民党文部科学部会長、自民党三役・総務会長(第48代)を務める。議員活動を始めてまもなく、教育は政治上の最重要課題であると痛感し、実践として昭和56年になかよし保育園を開園。その後、西大和学園高等学校・中学校、西大和学園カリフォルニア校、白鳳女子短期大学を設立し、平成26年4月に大和大学を開学し、学長に就任。学校法人西大和学園会長。

なぜ田舎の無名高校が東大、京大合格トップ進学校になれたのか 西大和学園の躍進

田野瀬良太郎 著
主婦の友社刊 1760円

奈良県にある私立中高一貫校である西大和学園。今や、東大、京大合格者数で全国トップレベルの進学校であるが、わずか30年前までは無名私立高校だった。西大和学園はいかにして共学トップ進学校になったのか?今、西大和学園が求める次世代のエリートとは?伝統校との違いは?創設者であり、学園の会長である著者がこれまでの西大和学園の歩みのすべてを語る。

※本書は2015年刊行『田舎の無名高校から東大、京大にバンバン合格した話』に加筆、修正を加え再構成したものです。

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