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【ガーデニング】初めてのバラ育てQ&A—よい植え場所と土作りとは?

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吉原美奈子

Q 以前に除草剤をまいていた場所なので心配

A 廃棄物が埋まっていた、化学物質の影響を受けていた、長年放っておいたために土が固くしまっている、などという土壌はバラの生育には適しません。

この場合は嫌地の解決と同様に、スコップで土を掘り起こし、できるだけ広範囲に土を入れ替えます。入れ替える土は赤玉土3:完熟たい肥または腐葉土1の割合にし、土壌改良を図りましょう。

土壌改良をしてふかふかの状態にしておけば、苗を植える際に穴を深く大きく掘る必要もなく、楽に作業ができます。

【ガーデニング】初めてのバラ育てQ&A—よい植え場所と土作りとは?(画像5)

バターイエローから白にフェイディング する‘ポップコーン ドリフト’。耐病性が強く、12月までよく咲きます。鉢植えにもおすすめ。

Q 適した場所がないときはどうする?

A どうしてもバラに適した植え場所が見つからない場合、無理に地植えにせずに鉢植えで楽しむことをおすすめします。

バラは鉢栽培でもよく育ちます。一日の日光の動きを観察し、午前、午後で生育によい場所に鉢を移動しながら育てれば問題はありません。

地植えのバラは土中の病菌や害虫の被害をたえまなく受けますが、清潔な土で育つ鉢植えは、地植えより病害虫の被害をうけにくいのも大きなメリットです。

用意する土も地植えほど多くはないので、バラの初心者でも気軽に始めることができるでしょう。

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シュラブとは、ガーデニングでよく用いられる低木の総称です。生長が安定し、剪定によって形を整えやすいことから、庭や花壇の基盤となる植栽として重宝されています。バラの一種のシュラブローズも有名で、初心者から上級者まで幅広く愛されています。また、季節ごとの景観を楽しめる落葉樹や常緑樹があり、生育環境やデザインに応じて選べるのも魅力的です。

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赤玉土とは、関東地方の火山灰土壌から採取される粒状の土で、園芸用の培養土として広く使用されます。通気性と保水性、排水性のバランスがよく、単独で使用することも他の土と混ぜて使用することもできます。粒の大きさにより小粒・中粒・大粒に分類され、植物の種類や用途に応じて選ぶことができます。

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腐葉土とは、落ち葉や枯れた植物の枝などが微生物の働きによって分解され、ふかふかの土状になったものです。ガーデニングでは、土壌改良材として使用されることが多く、通気性や水はけを向上させ、植物の生長を助ける効果があります。また、有機物を豊富に含むため、植物にとって優れた栄養源となります。手作りも可能で、落ち葉を積み重ね適切に管理すると約半年~1年で完成します。庭づくりやプランター栽培にも非常に役立つ、自然の恵みを生かした便利なアイテムです。

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地植えとは、植物を鉢やプランターではなく庭の地面に直接植える方法のことで、根が土中に自由に広がるため株が大きく育ちやすく、水やりや肥料の持ちもよくなるといったメリットがあります。例えばバラや宿根草、樹木類などを長期間育てたい場合に適していて、植えつけの際には土壌の排水性や日当たり、風通しなどを考慮して場所を選ぶことが大切です。

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肥料とは、植物が健やかに生長するために欠かせない栄養素を補給する材料のことです。おもにチッ素、リン酸、カリウムを三大要素とし、それぞれ葉の生長、花や実の形成、根の発達を助けます。有機質肥料と無機質肥料に分類され、有機質肥料は堆肥や骨粉など自然由来で、土壌改良にも効果的。一方、無機質肥料は成分が均一で即効性が魅力です。ガーデニングでは植物の種類や生長段階を考慮し、適切な肥料選びと施肥のタイミングが大切です。

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樹形とは、樹木の全体的な形や姿のことで、自然に育ったままのものから、人の手によって整えられたものまで、さまざまなスタイルがあります。たとえば「立ち性」「横張り性」「ほうき状」などがあり、ガーデニングでは庭のデザインやスペースに合わせて選ぶことが多いです。また、剪定によって希望の樹形をつくることも可能で、生け垣やシンボルツリーなどにおいて重要な要素となります。理想的な樹形を保つためには、生長の段階に応じた手入れや剪定が欠かせません。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

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